ポイントは赤枠で強調したEV普及の推移です。世界全体の新車販売に占めるEVの割合は30年に39%、35年にはおよそ6割に達する見込みです。けん引役となるのは欧州で、35年には新車の9割超がEVになると見ています。米国と中国も追随し、30年の段階では5割前後、35年には7割近い水準になると予測しています。

 日本市場の予測は公表していませんが、トレンドとしてはEVが間違いなく普及していくと見ています。現時点での「発射台」が低いので30年段階では後れを取るでしょうが、35年にかけて米国に近い水準まで大きく加速してもおかしくありません。