2023年のびっくり予想である。ドイツの経済規模が、世界3位の日本を抜く可能性がある。日本は、世界4位に転落する。1968年に日本は、当時の西ドイツを抜いて世界2位に躍り出た。それが2010年に中国に抜かれて、世界3位になる。これは、人口の多い中国が高成長するのだから仕方がないと、諦められる。しかし、ドイツは日本よりも人口が少ない。G7の中でも、日本が米国、ドイツの次になるのは衝撃的だ。

そして、為替レートでは、IMFの予測の前提となっている為替レートは、2022年が1ドル128.42円、2023年が129.34円となっている。

2023年の予測値では、ドイツと日本の差は1.060倍に縮小する。もしも、2023年の平均のドル円レートが年間平均で6.0%以上の円安(1ドル129.34円→137.06円以上)になれば、2023年に日本とドイツは逆転する計算になる。こうしてみると、日本とドイツの逆転は、2023年中に微妙な差で決まることになりそうだ。