ボタンを押すと人間の言葉を発する装置を犬に与えた
あらゆる単語のボタンがあり、それぞれの単語を組み合わせることで会話ができる
人間も同じ装置を使うことで犬と会話ができる

犬が幼いころからそれを使わせた
単語も増え、かなり様々な会話を実現させた

ただある日犬は鏡を見た

犬「これはだれ?」

人間「それはあなた」

犬は戸惑いだした

犬「いやだ これはだれ?」

人間「それはあなた」

犬「ぼくはだれ?」

人間「あはたは犬」

きっと犬は自分を人間だと思っていたのかもしれない
犬はその日からどんどん元気がなくなり、鬱になった
食事も減って、会話もなくなってしまったのだ