男「齢30にして、恋人すらいない」

男「友人たちも、俺を忘れたかのか連絡の一つも寄越さない」

男「安物のソファーで、乾いた豆をつまみながら甲子園球児を眺める日々だ」

男「ケチって冷房をつけず、扇風機の風にあたってるが汗がにじんでくる」

男「部屋中の窓を開けているせいで、ワシワシと健気になくクマゼミの声がやたらとうるさい」