お笑い会にもAIの新風が吹き荒れるのか。

インターネット配信サイト「abena」は、AI採点による新たなお笑い賞レース「A-1グランプリ」を2023年秋に開催することを発表した。

その目玉は「お笑い評価AI」。昨今「chatGPT」などの成長目覚ましいAIを使って笑いを評価し、その結果で優勝を決めようというものだ。

人間の笑いをAIが判定するなど、荒唐無稽にも思える。
しかし、大会のために開発されたという「お笑い判定AI『A-YN01』(エエヤン01)」はネット上の映像や文章から人間が「面白い」と思う内容を学習しており、
過去の賞レースなどの結果に当てはめると、優勝者だけに限れば92%もの高的中率を誇るという。

エエヤン01の開発者の高木氏は大会の成功に自信を見せる。
「AIを用いることで、効率的で公平な採点が可能になりますし、それによって世界中から多くの参加者を集めることができます。
また決勝ラウンドは生放送を予定していますが、AIは「面白くならない(評価値の上昇が望めない)」という予測もできるので、面白くならないネタは強制終了させることで視聴者を飽きさせない番組も作れます」

大会アンバサダーに就任したハリウッドザコシショウ氏は、「AIに芸人が評価されるというよりも、僕ら芸人のお笑いというものが、果たしてAIに通用するのか、そういう観点から見てほしい」と述べ、
「誇張しすぎたヌードバー」を披露しようとしたが、AIの誤作動により会場が暗転するという事故が発生した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/f10ebc504bb153db039724783795a17bb303d121