世にも奇妙な物語の新作考えたから楽しんで行け！
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
死刑になりたいから大量殺人を行う日本人が増え社会問題になった
政府は重い腰を上げ「殺し屋制度」を立ち上げた
死にたい人が政府公認の施設に電話すると、50日後～150日のうちに狙撃手がある日突然脳天を撃ち抜いてくれるのだ
本人は苦しまず自殺の恐怖もなく死ねる人道的システム
さらに依頼してから「どうせ死ぬなら」とヤケにならぬよう、1日2万円支給される
またその日から借金や身の回りのネガティブな要素は全てクリアにされる
借金とりなどが押しかけた場合逮捕される。
制度は本人確認が取れれば原則誰でも受けられるが、キャンセルはできない
そしてある男がサービスを利用するため申請をし、契約成立した 借金問題から解放され
仕事の心配をせずに済むことになった男は残りの50～150日を好きに過ごそうと決めた
初日の2万のうち1万を当面の食費に当て
翌日から貯金しゲーム機とソフトを買って死ぬまで遊ぼうと決めた
そうして49日目を迎えた頃
オンラインゲームはちょうど一番楽しい時期になってきた
(明日死ぬかもしれない)というのが脳裏をよぎるが、考えないようにし
ゲームに没頭 そして迎えた死刑執行可能な50日目
今この瞬間に死んでもおかしくない
そう考えると途端に恐怖に襲われゲームなどやってる場合じゃないと言う気持ちになってきた
溜まった数十万を使い頭部にライフル対応のヘルメットを装着したり
外出を減らしウーバーイーツを使ったり
150日ギリギリまで生き抜いてやろうと思うようになる 恐怖に耐えられなくなった男は電話ですべての金を返すし借金も自分で解決するからとキャンセルを頼むが
それはうけつけていないと断られる
もはやヘルメットを外せず部屋のすみの死角になる場所で息を潜め日々を送るしかない
そうして数日
ある日男は思った
今この瞬間に死ぬ可能性あるのは人間誰しも同じだ
交通事故、殺人事件、病気
形が違うだけで自分は今までと何も変わらない…
そう気づきヘルメットを外して部屋の外に出た
おわり ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
