大阪市北区曽根崎新地1丁目で17日に起きたビル火災で、火元とみられる4階に入っていた「西梅田こころとからだのクリニック」の院長の父親(78)が大阪府内の自宅前で取材に応じた。「息子と連絡がとれていない」と安否を気遣いながら、「助かってほしいな、生きててほしいな。それだけです」と語った。

 父親によると、息子が特定の個人とのトラブルを抱えていた心当たりはないという。一方、「失業保険の申請に必要な診断書をもらうため、患者が大勢来ていたが、対応しきれず断っていた」といった趣旨の話をしていたという。

 院長のおじ(77)はニュースで火災を知り、心配になって現場を訪れた。「とにかく動転している。おいはごく普通な人。病院では患者さんが多かったみたいで、忙しそうにしていた。みなさんに慕われてたんちゃうかな」と語った。

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