令嬢「平民の猿を連れて歩かなければならなくなるなんて」ハァ

俺(なんで俺が、こんな目に……)

令嬢「うっ」ヨロッ

俺「し、失礼いたします!」バッ
俺「大丈夫でございますか!」

令嬢「……なぜ、石のある上を歩かせたのかしら?」ギロッ

俺「えっ、し、しかし、外ですし、そういうことも……」

令嬢「……」スッ

俺「て、鉄杖……?」

 ガツッ、ドゴッ

俺「うぶっ!」
俺「お、お辞めください!」

令嬢「私は、公爵家の長女よ! 私の身体に傷でもつけたら、貴方はどう償うつもりだったのかしら!」ドゴッ、ドガッ
令嬢「貧民の老婆の手でも引いているつもりだったのかしら!」
令嬢「次やったら殺してやるわ!」

俺(こ、このままだと殺される……)ハァハァ