大分市西浜の大分商業高簿記部の古賀怜王人(れおと)さん(18)=3年、副部長=が、日本商工会議所などが主催する簿記検定1級に合格した。大学で学ぶ程度の商業簿記や会計学などの知識が必要とされ、高校生にとっては最難関の検定試験。同校の合格者としては10年ぶり。
 同市滝尾中3年時に、別府商業高(当時)出身の父親から「簿記は最初にきちんと学ぶことが重要」と教えられ、大分商業高へ進学。体験入部で「面白い」と感じた簿記部に入った。1年時に日商簿記検定の2級と3級に合格した。
 今年1月から、1級の受験勉強を始めた。試験科目の商業簿記、会計学、工業簿記、原価計算を徹底して学び、6月の試験で見事に一発合格した。全国から社会人や大学生、専門学校生を中心に9295人が受験し、合格率は12・5%だった。県内の高校からは1人だけという。