一、汨羅の淵に波騒ぎ 巫山の雲は乱れ飛ぶ
  溷濁の世に我起たてば 義憤に燃えて血潮湧く

二、権門上に倣ども 国を憂うる誠なし
  財閥富を誇れども 社稷を念う心なし

三、あゝ人栄えて国亡ぶ 盲たる民世に躍る
  治乱興亡夢に似て 世は一局の碁なりけり

四、昭和維新の春の空 正義に結ぶ益良雄が
  胸裡百万兵足りて 散るや万朶の桜花