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https://www.nikkei.com/article/DGXNASGF1706K_Y3A410C1EB2000/

吉野家、牛丼並280円に値下げ 集客競争厳しく

吉野家ホールディングス(HD)は18日午前、「吉野家」の牛丼並盛りの通常価格をこれまでより100円安い280円に値下げした。2004年にBSE(牛海綿状脳症)問題で牛丼販売を休止する直前の水準に戻した。競合するゼンショーホールディングスの「すき家」、松屋フーズの「松屋」と同じ価格帯で並び、牛丼大手の集客競争がいっそう厳しくなる。

JR有楽町駅近くにある吉野家有楽町店(東京・千代田)では、午前10時に店長が牛丼の新価格開始を宣言。報道陣の取材に応じた吉野家HDの安部修仁会長は「価格が安いだけでなく良質な牛丼を提供できる環境が整った。おいしさを保ちながらコストを削減し、いかに価格を安くするかが我々の使命だ」と語った。

吉野家の牛丼280円はキャンペーンを除けば1990年の株式上場以降で最低の水準。

吉野家が値下げに踏み切ったのは、2月の米国産牛肉の輸入規制緩和で仕入れ価格の下落が見込めるため。輸入対象の月齢は「20カ月以下」から「30カ月以下」に広がり、調達量が拡大。飼育期間が長くなることで、従来の牛肉より脂身が増え牛丼の品質も向上する。