山梨県内などで桃や梨を大量に盗んだとされるベトナム国籍の男2人の裁判が26日、甲府地裁で開かれ、地裁は2人の男に懲役2年8か月を言い渡した。

盗みなどの罪に問われていたのは、群馬県伊勢崎市の無職でベトナム国籍のレーコンニャット被告とグエンミントゥアン被告だ。

判決によると、2人は氏名不詳者らと共謀し、山梨県や埼玉県などの畑から約3800個の桃や梨を盗んだとされた。

判決で、三上潤裁判官は「手間をかけ梨や桃を栽培してきた被害者らの被害は大きい」などと指摘。「生活費に困っていたという動機に酌むべき事情はない」などとした。

一方で、4年と4年6か月の求刑に対し「事実を認め反省を示している」などとして、2人に懲役2年8か月の実刑判決を言い渡した。

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