「アベプラで現地の輪島塗の職人さんが『家が直らない』とか話しているのを見て、そこまでなの?と。さすがに4カ月も経っているから、普通になっているんじゃないのと思い込んでいたんですけど、どうやらそうじゃないらしいぞと」(ひろゆき氏)

 まず訪れたのは輪島朝市。正月に焼き尽くされた市場は当時のまま。再建のメドすら立っていない。ここ以外の場所も放置された状態で、街並みはほとんど変わっていない。

「こういう倒れ方って見たことない。なんで国が直せないんですかね」(ひろゆき氏)
「公費解体がかなり遅い。実際には申請は相当数あるらしい。ただ、聞いた話ではスタートが11月、12月とか。今進んでいる解体が1日当たり数件、数十件だ」(宮本氏)

 壊れた建物を自治体が所有者の代わりに撤去する「公費解体」の遅れ。これが、復旧復興が進まない理由の1つだという。

「東日本の震災の時、福島に行ったんですよ。やっているお店もあって、生活している人もいて。確かに倒壊している家はあるけど、普通にご飯も食えるし、経済も回っているから、街としては生きているなって。ここ街として完全に死んでません? 徐々に良くなっていくという感じが全くしない。見捨てられているというか、東京側からすると見捨てているんですよね」(ひろゆき氏)
「街は死んでいると思います。1つの街に対してここまで冷たい態度を国がとったのは、初めてじゃないかなと感じます」(宮本氏)

 さらに、ボランティアの人たちからは、「県と国の道路は片付いているんですけど、輪島の市道はいっさい片付いていない」(古長谷鷹念さん)、「炊き出しの需要はあまりなく、どっちかというと地元にお金を落としてもらいたい。火事現場などを見に来るという観光ルートが、GWにはあるんじゃないかなと思う」(岩本良さん)と、進まない街の復旧、経済がストップしている現状が聞かれる。

 被災地を見て回り、たくさんの人から話を聞き、現状を知ったひろゆき氏。地震から4カ月を迎える能登の今をどう感じたのか。

「ここまで放っておくのはあまり見ないんですよね。起きたことは天災なんですけど、今の景色はもう人災だと思っている。この状況を何とかしたほうがいいと思っている人が少数派で、能登を見捨てるというのは日本の皆さんが望んだ結果。政府は何もしないということなのかなと思っています」(ひろゆき氏)

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