「キャッシュレス化の波がどれだけ辛いか」。店では仲介店にクレジット3.24%、QRコード1.98%の手数料を支払っており、3店舗で毎月約30万円を支払っているという。「1000円の商品に対して30円と聞けばわずかな負担に見えるかもしれませんが、原価や人件費、光熱費、家賃などを差し引くと、利益は100円もありません。100円もない利益から30円を持って行かれているのが現状です」と説明する。

SNSに綴った理由は、しわ寄せで潰れる店が出てきてもおかしくない状況に危機感を持ったから。日本は海外に比べて手数料率が高く、業種によって手数料の優遇の差があるなど、見直すべき点があるのではないか、との思いがあるという。「もともと国がポイント還元などをアピールすることでキャッシュレス化に誘導したのだから、その手数料を個人店が負担し続けて終わりというのは、あまりに無責任です。菅政権時代に見直しが入った携帯電話の通信料のように、適正価格になるように政府主導で働きかけるなどの動きをしてほしいです」