10日投開票の韓国総選挙で、投票所への長ネギの持ち込みが禁じられ、物議を醸している。

野党が尹錫悦政権を批判する際のシンボルとなっており、中央選挙管理委員会が政治的な表現とみなしたためだ。

 3月に農協のスーパーの視察に訪れた尹錫悦大統領が「1束875ウォン(約98円)」の長ネギの特売品を見て「合理的な価格だ」と述べたのが発端。韓国では農産物価格が高騰し、大型スーパーなどでははるかに高い値段で売られており、庶民感覚とのずれを指摘する声が相次いだ。

それ以降、最大野党「共に民主党」や、比例代表で支持を伸ばす「祖国革新党」の選挙活動に長ネギが登場している。韓国語で長ネギを表す「テパ」は「大破」と発音が同じため「政権を大破しよう」との意味合いもある。

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