私達は連れ立って便所に向かい彼のイチモツを見せてもらっていた。
その頃の行動は性的関心からではなく、純粋な子どもらしい興味によるものだった。
しかしそのうちの数人で、中学に上がっても便所の個室に数人で入っていく者がいた。
思えば、あの「デカチン」との出会いが彼らの潜在的なゲイ的嗜好を開花させてしまったのだろう。
彼らの一人がゲイ風俗でエイズをもらったらしいと噂で聞いたのは、その20年後である。