佐天「トイレットペーパーを紙やすりに変える能力か〜」
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佐天「初春ー! ついにあたしも能力に目覚めたよ!」
初春「本当ですか! おめでとうございます! それでどんな能力なんですか?」
佐天「うん! トイレットペーパーを紙やすりに変える能力なんだ!」
初春「な、何というか変わった能力ですね!」
佐天「でしょー?」 初春「でも佐天さん……残念ながらトイレットペーパーが紙やすりになっていたら誰もそれでお尻を拭かないと思いますよ?」
佐天「その点は心配ないよ、初春!」
初春「というと?」
佐天「あたしの能力が発動するのは……トイレットペーパーでお尻を拭こうとした瞬間なんだ!」
佐天「もちろん、お尻以外を拭こうとした瞬間にもね……」ニヤァ
初春「拭こうとした……瞬間……?」
佐天「つまりはこういうことなんだ!」 一方通行『ッエーイ☆ 溜めに溜めたう〇こを解き放つのはよォ! クソ気持ちが良いなァ!!』ブリブリブリブリブリブリブリブリ
一方通行『クソ、だけに! エヒャヒャヒャ!』ブリブリブリブリ
一方通行『さァてとォ! ウォシュレットでケツ穴にへばりついたう〇こを流してェ!』ジャァァァァ
一方通行『環境を意識したゴミ再利用トイレットペーパーでトドメだァ!』カランカラン
佐天「ここではまだトイレットペーパーに変化は起きないよ!」 一方通行『ケツに狙いを定めてェ……! ペーパーを手に持って股の間から突っ込むゥ!!』ズボッ
佐天「ここ! トイレットペーパーを手に持ち、お尻を拭こうとしたこの刹那のタイミング!」
佐天「ここであたしの能力は発動する!」
佐天「ちなみにこの拭き方だとトイレットペーパーは完全に視界から消えているから……」
佐天「ほとんどの人はトイレットペーパーが紙やすりになっていることに気が付かないだろうね」
佐天「そして……気づかずにそのままお尻を勢い良く拭いてしまうと……?」
一方通行『フキフキっとォ!』ザシュザシュ
一方通行『…………ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ッ!!』ジタバタ
佐天「Theエンドってね」 佐天「ね? なかなか恐ろしい能力でしょ」
初春「いや、ね? じゃないですよ」
初春「皆さんのオアシスであるトイレを地獄に変えるだなんて、風紀委員として断じて見過ごせませんよ」
佐天「おやおやぁ? 初春はあたしに逆らっちゃうの?」
初春「逆らうというか、そんな愚行を止めるのは人間として当たり前というか」
佐天「ふふふ……良いのかな? そんな態度を取っても」
初春「どういうことですか?」 佐天「いやさ、初春がしばらく紙やすりでお尻を拭くことになっても良いなら良いんだよ??」
佐天「あたしは困らないし、困るのは初春だけだもんねぇ」
初春「くっ……なんて卑劣な……」
佐天「でもでも、せっかく目覚めた能力を使わせてくれるなら……」
佐天「初春にだけは能力を使うのをやめてあげようかなぁ??」 初春「……ちなみにその能力っていつまで続くんですか?」
佐天「あたしが意図的に能力を解かない限り、大体3103時間続くよ」
初春「早速その辺で試してきましょう!」
佐天「そうこなくちゃ!」
初春(ごめんなさい生きとし生ける皆さん……私のお尻のために佐天さんの犠牲になってください……) ガヤガヤ……
佐天「それじゃ人が多いこの辺で使おうか」
初春「何ですか、そのこれから私はテロを行うみたいな過激発言」
佐天「安心して。 自覚はある」
初春「そもそもなんですけど、佐天さんの能力ってどうやって発動するんですか?」
佐天「あたしの目の届くところにいるならその人を対象に発動できるんだけど」
佐天「特にターゲットがいないなら半径10kmの範囲にいる1人がランダムに選ばれるよ」
初春「半径10kmからランダムに一人って……それ運が悪かったら私にも発動するじゃないですか」
佐天「大丈夫大丈夫、初春だけは能力の対象にならないようにしておくからさ」
初春「なーんだ……それなら安心ですね」
佐天(おい風紀委員) 佐天「それじゃあ……えーいっ! トイレットペーパーが紙やすりになる能力〜!」
初春「………」
佐天「………」
初春「何も起きませんけど」
佐天「そりゃ起きないよ、あたしの能力は対象がトイレに行かないと何も起きないもの」
初春「確かにそうですよね」
佐天「でも確かに能力は発動したから、誰かのトイレットペーパーが3103時間紙やすりになるはずだよ」 初春「……あれ? でもそれって誰に能力が発動したのかも分からないし」
初春「肝心のトイレットペーパーが紙やすりになる現場に私達は立ち会えなくないですか?」
佐天「まあ、そうなるね」
佐天「いくら天才ハカーの初春がいてもトイレに監視カメラなんて無いだろうし」
佐天「そもそも誰に発動したかなんてあたしにも分からないからね」 初春「えぇ……? それ使うにしてもつまらなくないですか?」
初春「肝心の現場が一切見られないならいつもの日常と何ら変わりないじゃないですか」
佐天「まあ、正直つまらないね」
初春「じゃあ能力使うのもうやめません?」
佐天「それは無理だね」
初春「ああそうですか……」
初春(すいません学園都市の皆さん……私のお尻のために犠牲になってください) 佐天「……薄々分かっちゃいたけど、やっぱり凄く地味だね。 この能力」
佐天「こんなことなら御坂さんや白井さんみたいな分かりやすいハデな能力が良かったなぁ」
初春「佐天さんにそんな能力が目覚めたらもっと大惨事になってますよ」
佐天「初春はあたしを何だと思ってるのかな?」
初春「歩く厄災でしょうか」
佐天「トイレットペーパーが紙やすりに……」
初春「冗談ですよ佐天さん、冗談! 嫌ですよもう! 本気にしないでください! あはは!!」
佐天「次は無いからね」ポンッ
初春「ハイ」 佐天「うーん、とりあえず適当に能力を発動しながら帰ろっか」
初春「よくそんな通り魔みたいなことを風紀委員の前で言えますね……」
佐天「だって能力は使ってなんぼだから!」
初春(あぁ……神様はどうして佐天さんにこんな恐ろしい能力を……)
佐天「あっ! 帰りにモール寄りたーい! 新作の服が見たーい! 行こっ、初春!」スタスタ
初春「は、はい……」スタスタ
初春(ごめんなさい、モールにいる皆さん……! 今から厄災がそちらへ向かいます……!) ───
──
─
ステイル「すまないな神裂、僕は少しうんこをしてくる」
神裂「ステイル、今後のためにも助言をさせていただきますが……もう少し上手い言い方をした方が良いですよ」
神裂「忘れているかもしれないので言っておきますが、一応私は年上の女性ですので」
ステイル「そうだね……今の発言は些かデリカシーに欠けていたよ」
ステイル「では神裂、僕は大きい方をしてくる」スタスタ
神裂「あ、はい」
神裂「…………いくら大人びていても所詮は14歳のガキですね」 ステイル「ふんっ」ブリュブリュブリュブリュブリュブリュ
ステイル(かなり出たね……)
ステイル(しかしここの公共トイレにはウォシュレットも付いてないのか)
ステイル「全く遅れてるね、学園都市も」カランカラン
ステイル「ふっ」ゾリッ
ステイル「」 ○○を△△に変えるって禁書というよりも植木の法則感あるな 垣根「チッ、仕事中に便意とは情けねぇ……」バタンッ
垣根「オレの未元物質には常識が通用しないと言っても、流石に不意の便意まではどうにもできねえからな」ストンッ
垣根「近くにコンビニがあって助かったぜ……ふんっ」ブリュリュリュリュリュ
垣根「FOOO! 溜めに溜めた糞を出す時はやっぱり気持ちが良いな」ジャァァァァ
垣根「さて、上機嫌となったところでこのまま仕事もスカッと終わらせるか」カランカラン
垣根「オラッ」ザシュッ
垣根「」 黒子(はぁ……寮内ではお姉様や寮監さんの目があるので、わざわざ公共のトイレへ行かなくちゃならないのが面倒くさいですわ)ストンッ
黒子(でも私自慢の穴場トイレであるここならば! 人の目を気にせず思う存分事を運べますの!)
黒子「では早速……オネェサマ……オネェサマ……アァ……オネェサマ……」クネクネ
黒子「アアッ! オネェサマァ! ソコハ! ハゲシスギマスノォ!!」ビクンビクン
黒子「………………ハァァァァァァァァァ」
黒子「いやマジで最高のお姉様ニーでしたの」カランカラン
黒子「一刻も早くこれを現実のものにし……」ザシュッ
黒子「ア"ッ"」 上条「くぅぅ……!」タッタッタッ
土御門「か、カミやん! あそこの公園にトイレがあるぜい!!」タッタッタッ
上条「ほ、本当だ!! 助かった!」タッタッタッ
上条 土御門「………」
上条 土御門「洋式トイレが一つしかない……」プルプル
土御門「くぅ! すまねえカミやん! 強く生きろ!!」タッタッタッバタンッ!
上条「ッ!!!! テメェ土御門!! そこは普通じゃんけんで決める流れだろうがぁ!!!!」ドンドンドンドンッ
土御門「マジですぐに出るにゃー!! いや、マジで!!」ヌギヌギ ストンッ 上条「もう何でもいい……今の俺にはこのトイレに賭けるしかないんだ……早く! 早くしてくれぇ……!」プルプル
土御門「もう少し! もう少し耐えてくれにゃー!」ブリュブリュブリュブリュ
上条「クソッ……二人まとめて腹痛なんて……絶対帰り道に買い食いした揚げパンのせいだろ……」プルプル
上条「土御門が珍しく奢るって言うからついつい2個も食べたのが完全に失敗だった……!」プルプル
上条「あぁ……なんて不幸なんだ……」プルプル 上条「くっ……っはぁ……! うぐぐぅ……!」プルプル
上条「ま、まだかぁ土御門ぉ!! このままだと俺はジンオウガになっちまうぞぉぉ!!」プルプル
土御門「ふぅぅ……流石に今回は終わったかと思ったぜい……あの揚げパン屋は酷い目にあわせてやるにゃー……」ピチョンピチョン
上条「土御門ぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!」プルプル
土御門「あぁ! スマンスマン!後はお尻を拭くだけだぜい! 後少し耐えろカミやん!」カランカラン
上条「早く……! 早く……!」プルプル 土御門(ウォシュレットがねえからしっかり拭かないとにゃー)ゾリッ
土御門「……ぐッ!? ギャァァァ!!!!」ゴロゴロッ
上条「うぉっ!?」ビクンッ
上条(あっ……驚いた反動で力が抜け……)プスープスー
上条「アアッ……」ブリュブリュブリュブリュブリュブリュブリュ!!
上条「………………」ブリュブリュ……ブリュッ……プスープスー!!
土御門「」ピクッピクッ
上条「………」
上条「………」
上条「不幸だ」 ───
──
─
佐天「はぁー、買った買った」
初春「少し買すぎじゃないですか?」
佐天「こういうのってついつい衝動買いしちゃうんだよねー、トイレットペーパーが紙やすりになる能力〜」
初春「暇があったら発動させてますけど……佐天さんに慈悲の心は無いんですか……」
佐天「しょうがないじゃん! 能力は使わないとレベルが上がらないんだからさ」
初春「だからって……」
佐天「せっかく目覚めた能力だもん、今のうちに頑張って努力して目指せレベル5! ってね」 初春「別に私のお尻が犠牲になるわけじゃないので良いんですけど、絶対そのうちギタギタにされますよ」
佐天「えっ? 誰に?」
初春「トイレットペーパーを紙やすりに変えられた人に」
佐天「あはは! 大丈夫だって! あたしがその能力者だなんて誰にも分からな……」
「失礼。 今トイレットペーパーを紙やすりに変える能力……と言いましたか?」
佐天「え?」 神裂「今日、私の仲間がトイレットペーパーが紙やすりに変わるという奇妙な現象によって酷く傷を受けたのですが……」
神裂「少し、お話よろしいでしょうか?」
佐天「ゲッ」
心理定期「あら、私もその話について詳しく聞きたいわね?」
黒子「佐゛天゛! ! お゛前゛た゛っ゛た゛の゛か゛ ! ! ゆ゛る゛さ゛ん゛ッ゛! !」
上条「お守りの恩があるとはいえ、マジで顔面が変形するまで殴るからなお前」ギリギリッ
佐天「えーっと……きっと何かの誤解……」 「マジで超許しません……」
「お望み通り愉快なスクラップにしてやるよォ……」
「いくらオレに根性があってもアレは酷いと思うぞ!!」
「貴様のせいでTNPに傷がついた、容赦しないのである」
ゾロゾロ……
ゾロゾロ……
佐天「わあ……皆さん沢山お揃いで……」
上条「それじゃあ佐天、歯食いしばれ」
佐天「あの〜……そのぉ〜……つい出来心で……本当にごめ……」
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」 初春「HAHAHA、分かりましたか!? 口は災いの元ですよ! 皆さん!」
初春「賢い皆さんは佐天さんの失敗を良い教訓としてくださいね!」
黒子「…………」ギロッ
初春「し、白井さん……?」
黒子「風紀委員だというのに佐天の愚行を止めなかった初春!! お゛前゛も゛同゛罪゛て゛す゛の゛! ! 」
初春「いやいやいや! コレは違うんです……! 風紀委員として止めようとしたんですけど私のお尻が人質に……!」
「い……いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています