「にほんごわからない」足立区竹の塚が“チャイナタウン化” 「ガチ中華」の店も…中国人が10年で倍増 背景に本国の景気低迷

東京・足立区竹の塚は、この10年で中国人の人口が倍増し、急速に“チャイナタウン化”が進んでいる。街を歩くと、本格的な中華料理が味わえる、日本語が書かれていない看板を掲げた“ガチ中華”の店もある。その背景には、「中国国内の景気低迷による失業率の高まりが関係している」と指摘する専門家もいる。

全て中国語の看板 人気の“ガチ中華店”
本格的な中華料理が味わえる“ガチ中華”。
その人気の理由を探るため向かったのは、東京・足立区の竹の塚だ。

そこで目撃したのが、軒を連ねる飲食店の看板。
しかし、全て中国語で書かれ、日本語はどこにもない。さらに、街には中国系の美容院やスーパーマーケットまである。
今、竹の塚では急速に“チャイナタウン化”が進んでいるという。

1カ月前にオープンしたばかりの店に入店すると、メニューは全て中国語で表記されていて、この店の店主に「ここは何の店ですか?」と聞くと、「にほんごわからない…」と返事がきた。

客が食べている料理も、日本ではあまり見かけないものばかり。
ここは、本場・中国の味をそのまま持ち込んだ、まさに“ガチ中華店”なのだった。

柔らかい豆腐に、トロトロのあんかけをかける中国の定番の朝ごはん、その名も「豆腐脳」。 中国人の常連客は「すごくおいしい!故郷の味がします」と舌鼓をうつ。

さらに低温で長時間かけて煮込むカモ料理も人気で、既に多くの中国人が常連客となっているという。店内にいた中国人の常連客に話を聞くと、「値段が安いです。この店にはもう4、5回来ているよ」と話した。

中国人の人口が10年前の2倍、1万6700人に
足立区で暮らしている中国人は、10年前と比べて、約2倍の1万6700人に増加している。

https://news.livedoor.com/article/detail/26048955/