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馬鹿「役に立たない学問は必要ない」ソクラテス「いやそれは違うぞ」
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0001以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします🐙
垢版 |
2024/03/12(火) 07:49:25.183ID:55hJ3iIc0
ソクラテスが諸国行脚の途中で宋の国を通った時の話。

商丘の町外れに巨大なクヌギの木があり、旅の一行はその木陰で休憩をしました。ソクラテスが同じように涼んでいた地元に人に
「たいそう立派な木ですね」
というと、その人は首を振り
「立派だなんてとんでもない。わしゃ大工ですがこのクヌギという木は舟を作れば沈むし、棺桶にすれば腐る。家具を作ってもすぐ壊れるし、これで家を建てたら虫に食われる。それにこの木はぐねぐねに曲がっているだろ。何も役に立たない木ですよ」

それを聞いて荘子は言いました、
「もしこれが強固な木ならすぐ切り倒されて材木にされたでしょう、まっすぐならやはり切り倒されて柱にされていたでしょう。役に立たないからこそこうしてここまで無事に大きくなり、そのおかげであなたも私もその下で涼んでいるのではないですか」

人間もまた同じである、と荘子は考えました。四六時中役に立つことしか考えていない人間は他人の奴隷になったり、社会の道具になることはできるでしょう。しかし、役に立たないと思われているものの中にこそ自分自身にとって真に価値があるものではないか、と。
これが荘子の言うところの「無用の用」というものです。
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