全日本プロレスは10日、フリーのプロレスラー、吉江豊さんが死去したと発表した。50歳だった。死因などは不明。

【写真】曙が吉江と巨漢コンビ結成

 吉江さんはこの日、地元・群馬のGメッセ群馬メインホール(高崎市)で行われた全日本の大会に出場。第3試合のタッグ戦で井上凌と組み、大森北斗&崔領二と対戦した。試合は北斗組が勝利していた。試合後の控室で容体が急変し、高崎市内の病院に救急搬送され、そのまま帰らぬ人になったという。

 群馬・前橋市出身で1994年12月9日の新日本プロレス徳島大会(対小島聡)でデビューした吉江さんは、無我ワールド、ドラディションを経て2009年にフリーに転向。新日本のIWGPタッグ王座のほか、全日本の世界タッグ王座の戴冠実績がある。

 180センチ、150キロの巨漢を武器にリングを所せましと暴れ回り、その愛くるしい性格からファンからも愛された。