■「契約書」の意義
さらに、「どうするべきかっていうと、漫画家がテレビ局とちゃんと交渉して、契約書を作るっていう、大人としても当たり前のことをやるしかないと思う。『小学館の人に言ったら思い通りの契約書を作ってくれるだろう』という思い込みが問題だった」と指摘。

「自分で契約書を作らなかったら、どうなるか分からんよね、っていうのが大人の社会。何か揉めごとがあったときに、『契約書はどうなっていますか』で基本的には物事が決まる」と説明する。

「漫画家の人が、契約という仕事をするのができないと思い込んでいる人が多い」とし、「大人である以上、自分で契約書を見れないんだったら弁護士を立てればいい」「誰であれ、大人というのはすべて契約書というものを作って契約するものであるという至極当たり前の常識を、きちんと皆さんが理解したほうがいいと思う」と語っていた。