「インターネットで方法を知った」。マンションの共用部分に侵入したとして、8月下旬に邸宅侵入の疑いで福岡県警春日署に摘発された会社員の男(22)は容疑を認め、こう供述した。

男は6月4日夜、マンション管理会社の社員をかたり、住人の女子大生(19)の部屋を訪れ、「鍵を交換するので鍵番号を見せてください」などとうそをついて番号を聞き出した。さらに7月7日にも、別の女子大生(21)から同様の手口で鍵番号を入手した。

 男は実名を使ってインターネット上で合鍵を注文し、自宅で受け取っていた。同署の調べに対し、「女性の部屋を見たかった」などと供述したが、実際に女子大生の部屋に侵入した形跡は確認されなかった。

 9月には県警東署が、同僚女性(24)宅に合鍵を使って入り、脱衣所に小型カメラを設置したとして、会社員の男(33)を住居侵入と県迷惑行為防止条例違反の疑いで逮捕し、その後、起訴された。捜査関係者によると、男は「女性とキーホルダーの話題になり、女性が取り出した鍵の番号やメーカーを見て記憶した」と供述しているという。


https://www.yomiuri.co.jp/national/20231021-OYT1T50118/