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虹夏「喜多ちゃんがおかしい?」 ぼっち「は、はい…」
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2024/02/14(水) 23:44:22.043ID:zA1bgrYO0
虹夏「えーそんな、ぼっちちゃんじゃないんだから」

ぼっち「な、ナチュラルに傷つく発言をしないでください、あ、いやけどほんとに」

リョウ「具体的に郁代のどこがおかしいの?」

ぼっち「そ、その…、一緒に練習してても、
目を合わせてくれなくて、会話もぎこちなくて」

虹夏「えー、あの陽キャオーラ全開の喜多ちゃんが、何かの間違いなんじゃ」

ぼっち「そ、そ、そそれになんか、練習中、顔がちょっと赤くなってる
気がして…」

虹夏「ふーん…、ん?」
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2024/02/14(水) 23:45:05.473ID:HwCUD6cQ0
100回くらい見た
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2024/02/14(水) 23:46:49.858ID:zA1bgrYO0
リョウ「他には?」

ぼっち「ほ、ほかには…、そ、そうですね…、この間の練習は…」


2人で練習中

喜多「…」ジャーンジャーン

ぼっち「(喜多さん、最近なんだか演奏ぎこちないな…)あ、
き、喜多さん、そこは手を押さえる位置が違って、ここは…」スッ

喜多「え…?あっ…、ひゃんっ!」

ぼっち「え…?」

喜多「はっ、ご、ご、ごめんなさいっ、ご、後藤さん、急に手に触れてくるから
び、びっくりしちゃって!へ、へんな声あげちゃってごめんなさい」

ぼっち「あ、…は、はい…」

喜多「…//////」シュウウ…
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2024/02/14(水) 23:47:25.261ID:PY1Ekc/c0
オチンチンを生やす魔法
ネ フ ペ ニ ー ア
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2024/02/14(水) 23:52:28.259ID:zA1bgrYO0
回想おわり

ぼっち「その後は、いつもより顔が赤くなったまま、演奏どんどんぎこちなく
なっちゃって…しかも心なしか頭から湯気が出てて…」

虹夏・リョウ「…」

虹夏「…ん…?ん…?」

ぼっち「ま、前はこんなことなかったのに…、やっぱり…あれですかね…」

ぼっち「私…、喜多ちゃんに嫌われるんですかね…、は、はは…」

虹夏「え、え、いやそれ、どーかなー、そ、そういうんじゃないような…
そ、それだけじゃ判断できないけど、なんかそれって少女漫画とかで」

リョウ「確実に嫌われてるね、ドンマイぼっち」

虹夏「ってうおおいっ!」
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2024/02/14(水) 23:52:53.654ID:zA1bgrYO0
ぼっち「や、やややっぱりそうですかねっ」

リョウ「うん、おっさん上司が女性社員の体に触るなんて立派なセクハラ。
ぼっちはセクハラ上司」

ぼっち「そ、そ、そんな…、わたしは、セクハラ上司…犯罪者」

虹夏「ちょいちょいっ、いや、何言ってんの私たち女子高生だよっ、
ぼ、ぼっちちゃん、他にはないの、え、エピソードっ」

ぼっち「そ、そうですね…、あとは…」



……

ある日の昼休み

ぼっち「(今日の昼休み、喜多さんと練習予定だけど、喜多さん遅いな)」

女子生徒1「あれ、2組の後藤さんだよね?」

ぼっち「えっ…」

女子生徒1「前、文化祭で演奏してたよね、すごかったよね」

女子生徒2「ほんとほんと、プロみたいだったっ」

女子生徒3「あれで私の友達ギターはじめたんだよっ」

ぼっち「ほ、ほんとですか、えへへ…(い、いっぱい褒めてくれる…、いい人たちっ…)」

喜多「おほんっ」

ぼっち「え?」
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2024/02/14(水) 23:53:09.524ID:zA1bgrYO0
女子生徒1「あ、喜多ちゃんじゃん。喜多ちゃんも前の文化祭ライブ…」

喜多「ごめんね、後藤さんこれから私と練習があるから、ね、それじゃ後藤さん行きましょ?」

ぼっち「え、あ、はい…」



練習中

喜多「…」

ぼっち「(…あれ、なんだろ…空気が冷えてるような…)」ジャーン

喜多「その、あのね、後藤さん」

ぼっち「え?」

喜多「文化祭ライブ以来、後藤さんが学校での知名度があがったのはわかるけれど、」

喜多「ああやって、たまたま廊下で会った子にちょっと褒められただけでデレデレしちゃうのは、その…
ちょっと違うというか、ほら、私たち、もっと頑張っていかなきゃだし、その、わかるよね?」

ぼっち「え…、は、あの…はいっ」

喜多「…っ、あ、ご、ごめんなさいっ!わ、わたしったら何言ってんだろっ、ごめんなさい、
忘れてっ、後藤さん」

ぼっち「…?…?え、あ、あの、い、いや…わたしのほうこそ…」
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2024/02/14(水) 23:53:23.340ID:zA1bgrYO0
……

ぼっち「こんなことがあって…、その日の練習中は、心なしかちょっと不機嫌でぎこちなく…」

虹夏「え…、いやなんかそれまるで、他の子とイチャイチャしてるぼっちちゃんに喜多ちゃんがヤキモ」

リョウ「なるほど…、そりゃ激おこだね。心が緩んでるぼっちにブチキレてる以外にない」

ぼっち「ひいいいいいっ、や、やっぱりですかっ」

虹夏「………えーと、ぼっちちゃん。ほかにもあるのかな?」

ぼっち「あ、あの…あとはその…最近」
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2024/02/14(水) 23:56:58.023ID:zA1bgrYO0


ある日の放課後

ぼっち「(あれ…あそこのベンチに一人で座ってるの…、喜多さんだ…)」

喜多「…♪」

ぼっち「(スマホみながら笑ってる。よかった…今日は機嫌よさそうだ…
い、いつも練習時間しか会わないけど…、こ、声かけてみようかな)…あ、あ、あの喜多さ…え?」

喜多「…っ!!??ご、後藤さんっ!」サッ

ぼっち「…え、あ、あの…」

喜多「ご、後藤さん…、いま、見た?わたしのスマホ画面…?」

ぼっち「え、え…い、い、いや…見てないです…な、何にも…わたし…そのあの」

喜多「あ、そ、そうなの…ね。それならいいけど、後藤さん、こ、今度から
う、後ろから近づいて急に声かけたりしないでね?そ、その…ビックリしちゃうから…」

ぼっち「は、はひ…」

ぼっち「(き、喜多さんがまた不機嫌に…それに…さっきのスマホ画面…、
なんで…なんで…?)」
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2024/02/14(水) 23:57:14.285ID:zA1bgrYO0
………

ぼっち「何故か…、待ち受け画面が…わたし…の…写真でした、前はオシャレな景色の画像だったのに…、
わ、わたしなんかの写真を待ち受けにするなんて…どういうことか…全然わかんなくて」

虹夏「……え、いやいやいやそれもう」

リョウ「なるほどね」

ぼっち「リョ、リョウさん…それはどういう」

リョウ「……うん、急に全然違うこと思い出したんだけど。昨日視た映画の主人公は
殺し屋だったんだけど、常にターゲットの写真を持ち歩いてた」

ぼっち「ひいいっ…」

虹夏「いや急に思い出さんでいいそんなこと」
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