小学館は8日にホームページで公表した声明で「『セクシー田中さん』の映像化については、芦原先生のご要望を担当グループがドラマ制作サイドに、誠実、忠実に伝え、制作されました。しかしながら、今回のような事態となったことは痛恨の極みです。二度とこうした悲劇を繰り返さないために、現在、調査を進めており、今後、再発防止に努めて参ります」とした。




さらに「姉系プチコミック」が所属する小学館第一コミック局の声明も発表。メッセージは「現場の編集社が書いている」とした上で、「著作権」には著者の利益を守る「著作財産権」と、著者の心を守る「著作者人格権」が含まれると指摘。芦原さんの主張は「断じて我が儘や鬱陶しい行為などではありません」と断言し「守られるべき権利を守りたいと声を上げることに、勇気が必要な状況であってはならない。私たち編集者がついていながら、このようなことを感じさせたことが悔やまれてなりません。二度と原作者がこのような思いをしないためにも、『著作者人格権』という著者が持つ絶対的な権利について周知徹底し、著者の意向は必ず尊重され、意見を言うことは当然のことであるという認識を拡げることこそが、再発防止において核となる部分だと考えています」としていた。