東京都新宿区が、時期を区切って歌舞伎町周辺を路上飲酒禁止とする条例案を検討すると発表した。

 ハロウィーンの時期などを想定している。過度の密集によるトラブルや路上ゴミの増加などを防ぐ狙いで、隣の渋谷区などにならう形だ。

吉住健一区長が2日の記者会見で明らかにした。新年度に区議会に提案する考え。区によると、昨年のハロウィーン前後は、歌舞伎町周辺の人出が以前より数千人規模で増えたという。観光客の増加や、渋谷区が「ハロウィーンに来ないで」と呼びかけたことが影響した可能性があるとみている。

渋谷区は、ハロウィーンの時期に渋谷駅周辺で路上飲酒などを禁じる条例を2019年に制定した。周辺の一部地域でアルコール販売の自粛も要請している。これを参考に、新宿区は商店街と協議して条例案を検討する。吉住区長は「規制をするのは好きではないが、度を超してしまったら事故の原因となる。商店街とともに検討をしていく」と話した。9月施行をめざすという。

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