お前ら最近どんな本読んでるの?
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ちょい前にインビジブルモンスターズ読んだ
その前はビッグノーウェアとかカウントゼロ 京極夏彦とかじっくり読みテェんだけど気力が起きねえヤ 宮部みゆき 火車
ハワイの火事でラハイナって地名だったんだと知った 少し話が変わるが本好きの人の本棚ってバカな本も多くなる傾向ないか?
俺の本棚で一番バカそうな本はダウンタウンガキの使いを文字起こしした本 最近読んだのは
「ファスト教養 10分で答えが欲しい人たち (集英社新書) | レジー」 神経科学に関連する生物学基礎
高校の生物基礎からやってる >>18
10分で答えが欲しい人にはVIPの「映画通と思われるにはどの映画推したらいい?」
系のスレを思い出すわ
正攻法で映画見まくるんじゃなく楽な裏技使おうとするんだけどばれる相手には速攻ばれる
小説の要約じゃわからないことは多いし >>24
来年度から大学院に行くんだけど、このあたりの領域をいもくらか含まれているし、個人的に苦手すぎるからその事前準備 地元の郷土誌
うそくせー平家の落人伝説とか載ってて中々面白い >>25
ちゃんと読んでないから知らんけど、
この手の大判のやつ(神経科学ならカンデルやスタンフォード、心理学ならヒルガード)は、おもしろいおもしろくないというより、そもそも普通は通読するものじゃないかな… ああヒルガードも気になってた
有斐閣の心理学面白いよ >>35
近所のおじいちゃんから借りた
40年くらい前に高校の先生たちが趣味で住民から聞き取りをして作った同人誌らしい 俺は性格を変える方法の研究の本読んだ
モード性格論 >>38
有斐閣が出てくるってことは自分で判断できるリテラシーあるでしょ、東大出版会のやつとかも見てそう
神経科学は明らかに上みたいな手頃な教科書がないけど、理研が出してる岩波ジュニア新書が良いと聞いて読んでいるところ 「経時的安定性」(時間がたっても性格はあまり変わらない)
「通状況的一貫性」(状況が変わっても性格は変わらない)
という常識を心理学者も信じてたころ心理学者ミッシェルが世界中のデータを
参照して性格が時間経過や状況によって変化していることを示すデータしかないことを発見、そう発表した
世界中の学者がこれを否定しようとやっきになったが人の性格が一貫してることを示すデータはほとんど出てこなかった
これを一貫性論争と呼ぶ
性格が変わるという新たな心理学的常識に基づいて性格を変える方法を研究したのがモード性格論
性格は環境への適応で、環境が変わると性格は変わる
そこを利用して環境を変える際に今までと違った自分を演じてみると性格が変わることがある
同じ環境じゃ格段に性格が変わりにくい >>39
そんな貴重な資料持ってるなんてすごいな
地元の郷土史興味あるんだけどネットじゃほぼ出て来ないんだよなー >>37
読みたいときに読みたい本を読む戦略もあるぞ
義務感が生じると読書がつまらなくなるから >>45
民俗学の教授に話聞きに行ったら
聴講生になってもいいし
ちなみに俺が住んでる山形にはラーメン屋を喫茶店のように使う文化があったせいで
ラーメン消費量日本一という説がある >>47
そっちか、文庫サイズの薄いやつだよね
それならさっきいった >>49
あたりを読んでより網羅的に知ったほうが良いと思う
このあたりを読めば、通俗心理学にハマることはそうないと思うので
たしか、ヒルガードって網羅的は高いけど説明がリッチじゃなくて、そこからきまぐれに読むにはちょっときつい気がする
すき家ですき焼き牛丼買って帰ってるところで、間違えて途中で送っちゃった シャーロック・ホームズの冒険
その前は芥川賞のハンチバックかな えっ、精神分析好きなんだけど……
精神分析というかカウンセリング界隈のどうしてもスピリチュアルにならざるを得ないとこ >>51
コンビニに売ってる「人の心を読める、他人を操れる」とかメンタリストとかインチキだからな
心理学を人間関係に応用しようとしてるうちはまだ心理学を知らない >>56
脳科学の研究が進んでいまフロイト再評価が来てるぞ メンタリストは心理学の専門教育を受けてないし
論文の矮小化、誤読が多すぎ
見やすい動画でわかりやすくお客に心理学を教える放送だけど
わかりやすく言えない分野は存在する 流行りの16タイプ診断もといMBTIこそフロイトやユングの後継らしいが >>58
フロイトおじktkr!!これで勝つるw!!
壺買ってくるはwwwwww >>60
俺もこれからだからぜんぜん言えないけど、
基礎心理学、応用心理学、あと通俗心理学のあたりの概念を頭に入れておけば、少なくともああいうのを安易に信じないだけの分別はつくかと ちょっと前に流行ったTwitterの「進化心理学」なんてひどいもんだなーって眺めてたわ 素人が心理学語ってるのは基本信じないな
進化心理学の学者なら一目置いて話は聞く ロジャースおじさんのほうが好き
>>61
性格分類とかの分類分けはユングじゃね
というよりフロイト大先生の下にユングとアドラーが生徒で来て
アドラーは離れてユングはフロイト好き好きちゅっちゅなんだよ >>58
「フロイトに還れ」と言ったラカンは正しかったのか
ちくま学芸文庫の『ラカン入門』って本読もうとしたけど難しすぎて途中でやめた
これで「入門」なのかよって思ったわ >>65
誰でもできる方法なら、とりあえず放送大学で単位取ればいと思うわ
今年度から進化心理学も開講(東大の大坪先生)されてたはず >>67
性格の分類ならクレッチマーを思い出すが
クレッチマーも有名な欲求段階説も現代ではたいていの心理学者は信じてないよ >>67
ユングはのちにフロイトのリビドー説を否定して関係破綻させてるぞ >>67
ちなみに箱庭はユングがやってたのか?
それとも河合隼雄が言ってただけ?
てか心理学を科学にするのってリッカード尺度からのウィルコクソンかクラスカルウォリスだと思ってんだが
統計学を介さない科学化の手法ってあるのか? 俺は本は好きだから心理学でも何でも話合わせられるが
広く浅くなので専門家の前では何一つかなわない >>72
俺が知ってるのは性格を数値で測る方法としては
質問紙法(YG性格検査。MMPL、エコグラムなど)
投影法(ロールシャッハテスト。TAT絵画統覚検査、文章完成法)
行動検査法(内田クレペリン検査)など世界中の学者が頭をひねって
いくつも手法が枝分かれしてる >>75
お前が語ればいいだろう
オレ達にその本の面白さをアピールしてくれ ノンフィクションだとAI監獄ウイグルが面白かった
マイナンバーとAIの活用であそこまで出来るんだな >>78
数値化するのはそれらの手法かもしれないがそれらに科学性ってあるのか?
統計学は平たく言うと95%以上の確率で起こった事象は偶然ではないとするもんなんだが
人文系で科学しようとしたらいろんな尺度で数値化したデータはとれるけど最終的には統計学で科学化すると思ってるんだが >>76
そういや檸檬の習作にあたる作品を最近読んだわ >>82
再現性は心理学者の間でも話題になってるし
脳科学の学者などと連携する心理学者もいるが
詳しくは知らんな俺はにわかだから いろんな分野の有斐閣アルマ読んで
そこからオススメ文献読み漁るのが好き >>80
クリプキのクワス算の話が面白かったな
「1+1=2、6+4=10...と適当に足し算をしていくと、15+15だけ0になる(例えば)、という事実が発覚する、この方式の計算をクワス算と呼ぶことにする、この時、先程まで足し算をしているつもりだった人は、『いや、それは足し算ではなくクワス算をしていたんですよ』と言われても原理的に反論できない、なぜならいくら自分が足し算をやっていたつもりでも、それは全てクワス算の範疇にあることなので、あなたはクワス算をしていたのだということを否定することはできないからなのだ」という話
これだけだとただの言葉遊びなんだけど、これを現代のハラスメントの問題に置き換えて考えているのが興味深かった
例えばある人がコミュニケーションとして行なっていたことでも、いやそれはハラスメントなんです、原理的にハラスメントなんです、あなたがコミュニケーションだと思っていたことは実は全てハラスメントだったんです、とあとから言われても人は原理的に反論できない
クワス算のようなことが実は現実の社会ではよく起きてるという話
このように今社会で起きていることを哲学の観点から捉えている本でなかなか面白かったよ
特に本のタイトルにもなってる「訂正可能性」という言葉は大事にしていきたいね
人は一貫性なく考えをその都度訂正していっていいものなんだと >>86
どれが面白かった?軽く触れる程度でいいから内容も教えて(深く踏み込まれると理解できない) >>87
そもそも科学が常に定説の間違いを疑う学問で
だからこそ最新の研究で常に定説がくつがえされる >>88
雑学的な面白さとかちょっと最新の研究をのぞいてみたいっていう気持ちなら圧倒的にブルーバックスの2冊
物理とか数学の素養があるなら計算論的精神医学がめちゃくちゃ面白い
脳の大統一理論はめちゃ難 この分野の知識がある前提で書かれてる気がする
やさしい精神医学入門はちょっとお堅いから読み切るのには気合い入れる必要あり
1番右の精神医学入門も教科書チックだから面白さには欠ける >>87
わざわざ紹介ありがとう
15+15=0が正しい答えとなるような公理系ということかな
何が正しいかは純然たる唯一の客観性に保障されるものではなく(そもそもそんなものは存在しない)、その正しさの根底にある公理によって支えられている
そして公理はそれを正しいと証明することが不可能であるにもかかわらず(むしろ不可能だからこそ)最も確実なものだと言い得る
ただこの公理の確実さ(否定しようの無さ)は「過去から多くの人々がそう判断し現在も多くの人がそう判断している」ということによって支えられているから
当該行為がハラスメントにあたるかどうかのような「現実の社会ではよく起きてる」ことは個人間の誤差程度のものでしかなく、クワス算のような結構大きい差異の場合は少数派が精神病院に入れられるだろう
その訂正可能性の適用は多くの場合において誤差の調整で済むものであろうから日常の社会生活を揺るがすほどではない穏当なものに収まってくれるけど
クワス算のような大きなものは革命やパラダイムシフトといった形をとることになるから社会の不安定化や個人のアイデンティティを脅かすものになりうる
後者を訂正する場合どうやってソフトランディングさせていくかが課題になるのかなと思ったりした
読んだことないけど面白そうな本だね
今アマゾンの紹介文をちょっとだけ見た感じ気になった言葉は【「誤る」ことの価値】についてかな >>90
ありがとう
やっぱり新書が読みやすそうだね
心理学も脳科学とかの他分野と学際的な研究が進んでるんだな ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています