2人死亡のミサイルは「ウクライナ軍が発射」 ポーランド

【AFP=時事】昨年11月にウクライナ国境に近いポーランド東部に着弾し、2人が死亡したミサイルについて、ポーランド政府は28日、ウクライナ軍が発射したものだったと結論付けた。

 ミサイルはウクライナ国境から約6キロの距離にある農村プシェボドフ(Przewodow)に着弾し、穀物乾燥施設にいた作業員2人が死亡。ウクライナ紛争のエスカレーションが懸念された。

 だが、ポーランド政府と同国も加盟する北大西洋条約機構(NATO)は、ロシアのミサイルを迎撃するためにウクライナ軍が発射した防空ミサイルの可能性が高いと指摘していた。

 ポーランドのズビグニエフ・ジョブロ(Zbigniew Ziobro)法相は28日、「ポーランド検察が行った調査の結果、ミサイルはウクライナ軍のものだという明確な見解が得られた」と述べた。「ミサイルの発射地点」に基づくもので、ミサイルは旧ソ連製だったと補足した。

 ジョブロ氏は、ウクライナ政府から「何か月もの間、何の協力も得られなかった」ことを遺憾に思うとも述べた。

 ポーランドの極右政党連合コンフェデレーションは、ウクライナ政府は本件について賠償金を支払うべきだと主張している。【翻訳編集】 AFPBB News

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