今日は東京の佃というところについてお話ししようね。佃は、昔から魚をとって売る人たちが住んでいる島なんだよ。島といっても、海の中にあるのではなくて、川の中にあるんだ。川の名前は隅田川というんだよ。隅田川は東京の中心を流れている大きな川で、昔から人々の暮らしに大切な役割をしてきたんだ。

佃の島は、もともとは川の中にあった泥や砂がたまってできた小さな島だったんだけど、約400年前に、大阪からやってきた魚をとる人たちが、もっと広くして住みやすくしたんだよ。その人たちは、徳川家康という強いおじさんのお友だちで、家康おじさんが江戸に来た時に一緒に来たんだ。家康おじさんは、江戸を日本一の町にするために、いろいろな人や物を集めてきたんだよ。その中には、魚をとって売る人たちもいたんだね。

家康おじさんは、魚をとる人たちに「隅田川で好きなだけ魚をとってもいいよ」と言ってくれたんだ。それで、魚をとる人たちは毎日沢山の魚をとって、江戸の人々に売ったり、家康おじさんのお城に届けたりしたんだよ。魚をとる人たちは、佃島で暮らしながら、江戸の町の発展に貢献したんだね。

佃島は、その後も魚をとる人たちが住む場所として栄えてきたんだけど、時代が変わって沢山のビルやマンションが建つようになったら、島の形も変わってしまったんだ。今では、佃島は隅田川に囲まれていることが分かりにくくなってしまったけど、昔ながらの家や店が残っているところもあるんだよ。そこでは、今でも魚を使った美味しい料理を食べることができるんだ。

佃島は、徳川家康おじさんと魚をとる人たちの絆が生んだ島なんだね。歴史や文化が詰まった素敵な場所なんだよ。ぜひ一度行ってみてね。