「ねえ、お父さん。中国ってどんな国なの?」
「中国はとても大きな国で、いろんな人が住んでいるんだ。でも、中国のおじさんたちは、みんな同じように考えてほしいんだ。だから、自分たちと違う服を着たり、言葉を話したりする人には怒るんだよ。」

「どうして怒るの?みんな違っていいじゃない。」

「そうだね。でも、中国のおじさんたちは、自分たちの国が一番すごいと思っているんだ。だから、自分たちの国の歴史や文化を大切にしたいんだ。それは悪いことではないけど、他の国の歴史や文化を尊重しないと、仲良くできないよね。」

「日本は中国と仲良くできるの?」

「日本は中国と近くにある国だから、昔から交流があったんだ。でも、戦争をしたり、政治的に意見が合わなかったりすることもあったんだ。だから、中国のおじさんたちは、日本が好きではない人も多いんだ。」

「日本は中国が好きなの?」

「日本は中国の文化に興味がある人も多いよ。特に、若い人たちは、中国のアニメや漫画や音楽が好きな人もいるんだ。それは悪いことではないけど、中国のおじさんたちは、それを気に入らないんだ。」

「どうして気に入らないの?」

「中国のおじさんたちは、「中華民族」という言葉を使って、自分たちの国民を団結させようとしているんだ。「中華民族」というのは、「中国人」という意味だけではなくて、「中国的」という意味もあるんだ。つまり、中国のおじさんたちは、「中華民族」にふさわしい服装や言葉や物品を使ってほしいと思っているんだ。」

「中華民族にふさわしい服装や言葉や物品って何?」

「それは中国のおじさんたちが決めることなんだけど、例えば、日本の和服やアニメや旗はダメだと言っているんだ。それらは日本的で、「中華民族」の精神を損なうと思っているんだ。」

「それって不公平じゃない?みんな好きなものを好きにしたらいいじゃない。」

「そうだね。でも、中国のおじさんたちは、そういう人たちを罰する法律を作ろうとしているんだ。法律というのは、みんなが守らなければならないルールのことで、守らなかったらお金を払ったり、警察に連れて行かれたりすることがあるんだ。」

「えー!そんな法律ができたらどうするの?」

「それはまだ決まっていないけど、もしできたら、日本的なものが好きな人は困るかもしれないね。でも、そういう法律は正しいと思わない人も多くて、反対する声もあるんだ。反対する声というのは、「そういう法律はやめてほしい」と言うことなんだ。」

「反対する声は聞いてもらえるの?」

「それは分からないけど、中国のおじさんたちは、自分たちの考えを押し付けることが多いから、聞いてもらえないかもしれないね。でも、反対する声を出すことは大切なことだよ。自分の意見を言うことは、自分の権利を守ることだからね。」

「権利って何?」

「権利というのは、人間として当たり前に持っているもので、自由に生きることや考えることや表現することなどがあるんだ。権利は誰にも奪われたり、侵害されたりしてはいけないものなんだ。」

「中国のおじさんたちは、人間の権利を守ってくれないの?」

「中国のおじさんたちは、自分たちの国や政治や思想を守ることが一番大事だと思っているんだ。だから、人間の権利よりも、国家の安全や統一や秩序を優先することが多いんだ。それは悪いことではないけど、人間の権利を無視したり、侵害したりすることは許されないことだよ。」

「中国のおじさんたちは、どうしてそう思うようになったの?」

「それは長い話になるけど、中国は昔から大きな国で、多くの人々や文化や民族が混ざって暮らしてきたんだ。でも、その中で戦争や革命や混乱が起きて、苦しんだり、貧しくなったりすることもあったんだ。そういう経験から、中国のおじさんたちは、「中華民族」という言葉で国民をまとめて、強くて豊かで尊敬される国にしたいと思ったんだ。それは悪いことではないけど、その過程で他の国や人々と対立したり、敵対したりすることもあったんだ。」

「日本もそういう経験があるよね?」

「そうだね。日本も昔は中国に近づきたかったり、アジアや世界で影響力を持ちたかったりして、戦争をしたり、侵略したりすることがあったんだ。それは悪いことで、多くの人々に迷惑をかけたり、傷つけたりしたんだ。日本はその後に反省したり、謝罪したりすることもあったけど、中国のおじさんたちはそれを忘れなかったり、足りなかったりすると思っているんだ。」