ウンコ概論
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ウンコ概論
東京大学ウンコ工学部名誉教授 磯部 邦夫 著 T ウンコの質量計測
十分に広げたウンコオムツを上から見下ろした時に認識できる全てのウンコの集まりをウンコの領域といい、ウンコの領域の大きさを数値で表したものをウンコの領域値という。ウンコの領域値をSと表すことにする。オムツのサイズは無視して、あくまでもオムツ全体の大きさを1と考えれば、ウンコの量は次のようにウンコの領域値に置き換えることができる。
※Sが1を超えた場合はオムツ全体にウンコが満遍なく付着し、さらに場外までウンコがはみ出したものと考える。 T- 1 ウンコの領域値で表したウンコの量
S = 0 ウンコなし
0<S≦0.3 少量
0.3<S≦0.5 普通
0.5<S≦0.7 多量
0.7<S 大量
ウンコの領域値を、写真に写っているウンコオムツの質を評価する際の目安の一つとすることにする。
ウンコの領域値は、あくまでも上から見下ろした時に認識できる情報なので正確な量を計測するのには適していない。ウンコがこんもりと泥状に盛り上がっている、さらさらした下痢状で限りなく平坦である。このような情報は真横から見て初めて分かることである。そこで、ウンコの量をより正確に計測するための手段として領域値積分法が考案された。今日では世界中で用いられている。 この方法は、ウンコオムツを専用の装置に入れ、限りなく0に近い値まで細かくスライスたようにコンピュータに認識させ、それらの全ての断面の領域値の総和を計算するというものである。ウンコの実質量をλとし、真横から見た時のオムツの表面を0、ウンコの最上部の高さをΨ、それぞれの断面の領域値をΦu(x)とすれば、ウンコの実質量は次のように表せる。
T- 2 ウンコの実質量
λ = ∫[0,Ψ] Φu(x)dx
λの数値は基本的に大きな桁数になるため、普通はΥという単位を乗算して表す。また、オムツの領域値はオムツのサイズを考慮していないため、それぞれのサイズに応じた補正係数Kも乗算し、これでようやく正確な実質量が得られる。
補正係数は次のとおりである
・新生児用サイズ:0.6
・Sサイズ:0.8
・Mサイズ:1.15
・Lサイズ:1.4
改めてこれらの値を乗算した数値は次のように表せる。
λ = aKΥ(Υ=10^38, a∈[0,100]) U ウンコ新生命存在論
オムツに排泄されたウンコには新生命が宿っている と、エドワード・ハンプシャー(B.C8746年〜A.D1798年)が1796年に病床で友人に提言した。以前聞いたエドワードの友人の4ヶ月になったばかりの子供のウンコの音が大人を凌ぐような凄さだったこと、時間が経つとウンコが硬くなることなどが根拠とされた。彼の仮説は多くの波紋を呼び、裁判にまで発展した。多くの学者が検証を重ね、ジョンソン判事の結審が揺らいだこともあり、ついに1906年に彼の仮説が正しかったことが証明された。 新生命の存在は現在では電子顕微鏡を用いれば容易に確認でき、遺伝子解析などにより、新生命にも細かい違いがあることが分かってきた。例えば、ある特徴的な遺伝子群を持つ新生命は攻撃的な性格のものがあり、そのような新生命を多く含むウンコはより強烈な音で排泄される傾向が極めて強い。また、離乳食を食べているわけでもないのにウンコの色が大人と同じような茶色であったり、大人のような強烈な卵腐臭であったりする原因も新生命が関係しているようであるが具体的な詳細はまだ明らかにされていない。
平均的な赤ちゃんのウンコの新生命の数はウンコの領域値0.01あたりで46万7000体ほどが存在している。この数値を基準値Uζで表すことにする。特定の赤ちゃんのウンコの新生命の数はこの基準値の割合で表される。例えば、赤ちゃんAのウンコに存在する新生命の数が基準値の0.7倍なら、
0.7 /Uζ と書く。
また、攻撃的な新生命をどれだけ多く含むかを、割合の多い順に 2-、-、±、+、2+ と5段階で表し、括弧の中に入れて書くこともある、先の例のウンコに宿る攻撃的な新生命体の割合が4段階目の多さなら、
0.7(+) /Uζ と書く。
これまで導入した概念で、例えば、国民的アニメ「クレヨンしんちゃん」に登場する「野原しんのすけ」の妹、「野原ひまわり」がある日排泄したウンコの情報を次のように詳細に列挙することができる。
名前:野原ひまわり
排泄時間:9月23日午前11頃
ウンコ実質量:0.83Υ
ウンコ新生命数:0.41(±) /Uζ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています