怒りの裾野は意外なほど広い。日本びいきの友人さえ「日本はなぜこんな愚かなことを?」と嘆いていた。

彼らの不満は主に2つだ。第1に、溶融した炉心に直接触れさまざまな放射性物質を含む水を、トリチウムだけに焦点を当て「安全だ」と主張する日本への不信感。第2に、東電など日本側の自己評価だけではなく「世界各国の第三国を含めた検証システム」を求めた全世界の主張を無視し、日本側が中国を「科学オンチ」と異端視し攻撃したことだ。

日本人をよく知る海外の友人からは、「日本人はいつからそんなに東電を信用するようになったのか?」と皮肉を言われる始末だ。

https://toyokeizai.net/articles/-/702970