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2023/09/21(木) 17:08:26.911ID:tXwOZ3Hpdhttps://www.asahi.com/sp/articles/DA3S15738976.html
損害保険ジャパンの社長が辞任を表明した。
「ファクト(事実)としてはクロ」と推測しながら取引を再開したとされ、引責は当然だ。不正を防ぐべき立場の損保が、
見て見ぬふりをした責任は重い。全容解明を急ぐ必要がある。
自社の利益を優先し、契約者保護や法令順守を軽んじた判断と言わざるをえない。
契約者軽視の体質が根強く残ってはいないか。この機会に改めて点検すべきだ。
白川氏は先週の記者会見で、不正は局所的、限定的だと認識していたと弁明する一方で、「競合他社に取引が大きくシフトする強い懸念を持っていた」とも述べた。自社の利益を優先し、契約者保護や法令順守を軽んじた判断と言わざるをえない。
損保ジャパンは、有力な保険代理店だったビッグモーターに累計約40人の出向者を送り込み、査定の簡略化も認めていた。紹介した事故車の数に応じて自賠責保険の契約が割り振られるという関係が、癒着を生んでいなかったか、問われるべきだ。
今年7月末に設けた社外調査委員会が、損保ジャパンの対応を検証中という。ビッグモーターとの関係の実態や出向者の不正への関与の有無、誤った経営判断に至った経緯などを徹底的に明らかにし、説明責任を果たさなければならない。