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確かに’10年ごろから、若い男女への取材で「リアルの恋愛って、コスパ悪そう」といった発言が増えたのですが
声の主に恋愛経験があるかといえば、そうとは限らないことも分かりました。彼らは少なからず、ネット(SNS)で得た情報
たとえば「付き合った途端、彼女に高額なプレゼントを要求された」といった体験談をしょっちゅう目にし
「恋愛は、無駄な時間やお金を浪費する」「割に合わない」のだと、既視感を強めていることが多かったのです。

その後、YouTubeなどの動画が子どもや若者にも普及した’18年ごろからは、「性行為(セックス)」についても
「女性器って、キモそう(気持ち悪そう)」や「セックスって、汚い感じ」などの声がよく上がるようになりました。
性行為のイメージを聞いた日本財団の調査でも、ネガティブな要素を指摘する男女(17~19歳)は、性経験がない人ほど多く
「汚い」や「気持ち悪い」の回答が、いずれも1割以上にのぼっており、「セックスの既視感」も強まっているようです(’21年 同「18歳意識調査 性行為」)。

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https://news.yahoo.co.jp/articles/9d97cd0bddbabb968433b7b0c0926ab727ffe71f