2023年9月7日、警察庁は原付(原動機付自転車)免許で乗車できる排気量を、現況の50cc以下から125cc以下に見直す検討に入ると発表。対象予定は排気量125cc以下で、最高出力を4kW(5.4ps)まで抑制した車両。かねてから声高に叫ばれていたバイクメーカーやバイク関連団体の意見・要望に対し、ようやく国が動き始めた。

原付(原動機付自転車)免許で乗車できるバイクの排気量は、現況50cc以下に規定。今回警察庁が発表したのは、これを125cc以下(運転は普通二輪小型限定免許以上が必要)まで引き上げよう(ただし最高出力は4kW[5.4ps(馬力)]までに抑制)という提案。

今後の予定としては、2023年9月11日に第1回検討会を開催。車両の走行評価や関係者からのヒアリングを通じ、50ccと125ccの車体の大きさの違いによる安全性や運転の容易性等を重点に検討。検討会は年内に3~4回程度開催し、提言を取りまとめる。警察庁はまとまった提言を受け、法令の改正を実施する見込みだ。
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