喜多「私レズじゃないわよ」シャミ子「えっ!?」
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シャミ子「いや、だって、ぼっちさんのことグイグイ推してきたじゃないですか!」
喜多「それはバンドマンとして憧れているだけであって、恋愛感情じゃないわよ」
シャミ子「私、喜多さんもレズだと思って、他人には言えないようなこと言っちゃいましたよ!」
喜多「知らないわよ、そんなの」
シャミ子「ぐぬぬ……これで勝ったと思うなよー!」
喜多「なんだったのかしら……」 その夜
シャミ子「みんなが寝静まった夜、ここからはまぞくの時間だ。くくく……」
リリス「シャミ子、何をする気なのだ?」
シャミ子「実は私、日中とある人物から辱めを受けまして、彼女に復讐しちゃろうと思うのです」
リリス「なるほど。それで、どんな復讐をするのだ?」
シャミ子「くくく……これを聞いたら流石のごせんぞも腰をぬかしますよ」
リリス「ゴクリ」
シャミ子「喜多さんの夢の中に侵入して、彼女を洗脳してレズビアンにするのです!」 リリス「なんと、シャミ子がそんな極悪非道な仕打を思いつくとは、余は嬉しいぞ」
シャミ子「くくく……喜多さんめ。同性愛者を装って、私にあることないことを喋らせた罪、きっちり償ってもらいますよ」 シャミ子「それでは、おやすみなさい」
夢の中
シャミ子「さてと、早速喜多さんの夢の中に侵入しましょう」
リリス「ここに、ざっくりと東日本の全住人の夢の入口がある。0.1マイクロ秒ごとに行き先が切り替わるから、上手く目押しするのだ」
シャミ子「そんなの、なんとかの杖を使えば楽勝ですよ。ふんぬらば~…(乱数調整の杖~!」
ポチッとな
シャミ子「喜多さんの夢への入口が開きました。行きましょう」 シャミ子「ここが喜多さんの夢ですか」
リリス「いかにも今時の女子といった感じだな。あちらこちらに映え映えしそうなものがあるぞ」
シャミ子「しかし、何か味気ないですね。人がいないからでしょうか?」
リリス「それもそうだが、向こうからそこはかとなく負の念が漂ってきているのだが」
シャミ子「本当ですね。喜多さんでしょうか。行ってみましょう」 シャミ子「ごめんくださーい。突撃!隣のドリームです!」
喜多「…………」
シャミ子「あっ!喜多さん、夜分遅くにすみません。ちょっくら深層心理を弄らせてもらえませんか」
喜多「…………」
シャミ子「あれ?喜多さんなんか暗くないですか?これ夢だから遠慮しなくていいんですよ?」
喜多「うっさいわね……コミュニケーションって疲れるのよ。夢の中くらい休ませてよ」
シャミ子「ええ……喜多さんそういうキャラだったんですか?」 シャミ子「なんだか、表に比べて殺風景な部屋ですねー。あの壁に飾ってある写真はなんですか?」
喜多「あれは、昔好きだった歌手ね。その人の歌、何度も歌ってそこそこ上手くなったけど、結局飽きちゃったわね」
シャミ子「じゃあ、こちらは?」
喜多「それは、昔好きだったアイドルね。テレビ見ながら何度も真似て、歌も踊りもそこそこできるようになったけど、やっぱり飽きちゃったわ」
喜多「私って、いつもそうなのよ。何やっても、ふつうの人よりちょっとできるくらいで飽きちゃうのよね。だから、絶対にひとかどの人間になれないのよ」
シャミ子「うわあ……喜多さんめんどくさい女ですねー。30や40になっても、ネットでしょーもないことで他人にマウント取ってそうです」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています