物語創作の専門的な勉強してるけど質問ある?
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>恋愛したことないやつがまともな恋愛物語書けるのか
童貞の妄想でも面白ければエンタメは成立する
リアルな恋愛はドロドロしてる部分を含むのでむしろ童貞の妄想のほうが
エンタメに向いてるかもしれない 誰しも希望的観測があって、行ったことがない南の島や
金持ちイケメンとしての生活はキラキラした幸せなものと考えやすい
だから童貞の妄想はドロドロした部分がない美しいピュアな物語になったりする
新海誠の映画なんか童貞の妄想みたいじゃないか 世界の終わりとハードボイルドワンダーランドってあんだけ有名なのに他で見ない構造だよね
類型あるの? >人生経験あったらプロットとかお勉強いらないんだよ
全くの間違い
キャンプや海水浴や冒険を経験したら
物語に生かすことはできるが、それだけで物語の専門スキル、専門知識が
つくわけがない
だからみんな山ほど物語を見て分析したり習作を作ったりする >>7
時間つぶししたくなるたびに立てるから回数は知らん >>6
2つの(異)世界の話が交互に描かれる
どっちかが先の話なのかそれとも別の主人公で同時に起きてるのか
悩みながら読み進めてくことになる 「君の名は。」は世界は違わないけど違う男女キャラの話が交互に
描かれるよね >>10
おぉなるほど
でも1人の奴が交互に移動するんじゃないんだけどね
同一人物の「ぼく」と「わたし」が別々の世界にいる >>12
ぼくとわたしは最終的に会うか一つになるかするだろ >>5
人生経験ないとプロットもお勉強も意味ないの間違いだよね >>13
会うことも統合することもない
読んでる最中の感覚はドラマの「ワンス・アポン・ア・タイム」に近い 人生経験あっても才能ないとダメ
川端康成なんか人生波乱万丈だけど死ぬまでプロットを立てるのが下手だった ドラクエ6の異世界はみんな寝てるときに見てる夢の世界だとのちにわかるが
ハッサンが夢の世界では冒険者で、現実では大工
同一人物が別々の世界にいると言えなくもない >>14
書斎派と言われるが経験じゃなく圧倒的な読書量に
物を言わせる作家もいるよ 間違えた
人生経験とプロット・技術は車の両輪って表現の方が近かった >>15
マジか
エスカフローネや異世界転生とは違うのか
異世界転生は主人公が会いもしないし統合もしないが未来の自分
それを最初は時系列がわからないように描いたんかな? >>17
そうだね
ハッサンを主人公に2つの世界を描く感じだ
こういうのって古典にある? >>16
アウトドアばかりやってて経験だけあっても小説の才能なんか身につかないよ
経験豊富な人なんかそこら中にいるけど小説なんか書けないじゃないか >>19
それが理想だけどぶっちゃけ小説の専門知識やスキルと経験は別
なろうのトップ作家なんか童貞のキモヲタだったりするぞ >>22
川端は書いてたし読んでたけど下手だった
才能が全てということ
ノーベル賞作家でも下手なのものは下手 >>21
村上春樹の例を俺がまだいまいち理解してない >>20
すごく近いと思う
ネタバレは明白にはされないんだけど
「わたし」の話の終盤で脳内に作られたのが「ぼく」の世界と読める >>24
あいつは文章は上手いぞ
エンタメとしてのプロットは下手だな確かに
単に向いてなかったんだろう
だがなろう系と違って能力は生まれつき持ってたりある日突然開花したりするものじゃないぞ
もともとの能力を勉強や訓練や反復練習や実践訓練で磨いたものが実力になる
磨かずに通用する人はいない
ベートーヴェンは過酷な英才教育受けたし宇多田は幼少時から音楽やってた 世界は違わないが時系列をバラバラに並べたのはパルプフィクションかなあ
どうだろ
類似の古典あったっけ じゃあ物語論として構造が語られたりはしてないんだね
それこそ異世界モノとして派手に使えそうだから分析されてるのかなと思ってたよ
ありがとう >>28
ベトも宇多田も親が音楽家だろ
遺伝つまり才能 能力を磨いても大成するとは限らないが
能力を磨かないと通用することもないよ >>27
思い出なのか同時に起きてるのか迷わせる部分あるじゃない?
「ぼく」が「わたし」の後だとするとちょっと変だなみたいの >>30
理論を俺が知らんだけでおそらくよくある構造だぞ まあ結局は書けたかどうかという結果がすべてではある
人生経験がどうだ技術があれば書けるはずだとか理屈や見込みだけ言っても仕方がない 2人の語り手が交互に入れ替わる小説はジョン・アーヴィングの「熊を放つ」がそうで、これは春樹が翻訳してる
初期のアーヴィングは良かった 思い出した
ディックの「ユービック」は異世界に行くがそこは死後の世界で
主人公はすでに死んでるんじゃなかったっけ
よくある構造だぞ >>42
「誰にとっても」血統がすべてではないという一例を出した
お前は努力したくない心理を隠してるね
努力できない人もいるんだからそれはしょうがないけど
変な理屈で正当化するのやめれ >>41
いいねえ
原作とかじゃなくて画も描ける? >>44
そりゃ努力なんてせずに天才になれるならみんななりたいだろ
それにベトや宇多田はどうだ?言い出しっぺは責任持ちなよ >>42
作家というのは作られるものだと思う。生まれついての作家はいないし、夢や幼児期のトラウマから作家ができるわけでもない――作家(なり画家なり俳優なりダンサーなり)になれるのも、意識的な努力あってこそのことだ。もちろん才能もいくらか関係あるはずだが、才能は些末な要素であって、食卓塩ほどの価値もない。単に才能があるだけの者と成功する者とを分かつのは、ひとえに日々の研鑽のみだ。才能だけではなまくらなナイフも同然、とてつもない力で振るわないかぎりなにひとつ切れはしない。(略)たゆみない努力と修行という砥石が、才能というなまくらナイフを研ぎ澄ます。(略)だからこそ、われわれは自分のナイフを自分にぴったりの方法で真剣に研ぐしかないのだ。
――スティーヴン・キング『死の舞踏 恐怖についての10章』(ちくま文庫) ユービックは序盤の超能力バトルに勝ったと思い込んでた主人公たちが実は敵側の能力で夢の中に引き摺り込まれてたのが終盤に発覚するというお話
でもディックだからそれすら夢の中では、みたいな深みがある
筒井康隆のパプリカの元ネタだな >>45
描けるけど下手だぞ
>>46
宇多田もベートーヴェンも生まれ持っての能力を磨かずに通用したわけではないよ
宇多田はかなりの頑張り屋 >>49
そりゃ大作家はみんな努力してる
大江健三郎も筒井康隆も江戸川乱歩も夏目漱石も谷崎潤一郎もみんなすごく勉強家だった
が、凡人は同じ勉強量をこなしても作家にすらなれない奴が山ほどいる
これを才能の有無という
ところでベトや宇多田はどうだ? >>50
思い出した
夢か虚構か現実かわからない作品は筒井にもあってメタフィクションと呼ばれる
押井のビューティフルドリーマーもエヴァTV版の「おめでとう」もメタフィクション
村上春樹のその構造はおそらくよくあるぞ >>52
疲れてやれなくなった時の趣味が5ちゃん
>>53
そりゃもともとの能力が低すぎると努力しても無駄だよ
現実は厳しいんだよ
でも大半の作家志望者が小説執筆を習慣にすることもしてないよ
習慣になれば苦痛はなくなるから今からでも書いてみたら >>54
「夢から覚めたら夢だった」って話は谷崎潤一郎の短編にもあるからな 前のスレ放置してごめん
人生経験には読書も含まれるよ
他人の世界を知る事だって立派な人生経験
だから創作の時にお勉強やプロットなんて考える必要はないよって話
俺はそう思う
毎日メモしてたら勝手になんか出来上がってるもんだお話って >>561
ドラえもんにも「いったいどれが夢なんだ」という台詞で終わるひねった夢落ちがある
筒井のショートショートでも「母が出てくる夢から覚めたらそれもまた夢、を繰り返すので飽き飽きして目覚めて母を刺し殺してまた寝る」みたいなのがあった >>57
自然に任せてたら効率は落ちると思うぞ
現代では効率いい訓練法がたくさん開発されてる
絵ならデッサン、クロッキー、模写、グリッドや透視図法などの理論 かまいたちの夜にもゲームをプレイしてると思ったら
その自分はゲームの主人公で誰かがプレイしてて…みたいなネタがあった >>62
とっかかりがないと何を教えたらいいかわからんな >>64
じゃあどんな謎が面白いと思うか
個人的な意見でもいいので 最古のメタフィクションは胡蝶の夢だろうな
概念だけど 話を聞いて判断するにその村上春樹の小説は構造は特に新しくない
別の部分が新しかったり思想的だったりするのかもしれないが 春樹は二つの世界の繋がりをはぐらかしまくって最後まで書いたっていう語りの巧みさを誉めるべきで
だからデビュー後最短で谷崎賞を貰ったんでしょーよ
二人の語り手が入れ替わって進む小説自体はべつに新しくはない アウルクリーク橋の一事件という古典文学があって
主人公が絞首刑になる寸前の処刑に使われるロープが切れて
川に飛び込んで逃げ切って僕は助かったんだ!
と思ったら悪夢のような光景が目の前に表れ始めて
実は主人公が死ぬ前に見た夢でした、みたいな話 >>70
古典に疎そうなお前がどこでその小説を知ったか当ててやろう
筒井康隆の短編小説講義 関係のない二つの話をほぼほぼつなげないまま最後まで書ききって作品として評価された
こう書くとめちゃくちゃすごいことに思える >>66
俺も今「謎の時点でも面白くて興味を引いて、解けたときにも面白い」謎を頭をひねって考えてる 村上春樹ならどこか新しいのだろうきっと
だが構造自体はありふれてる こういう時に語れる物語の引き出しを増やしたいんだよな >>72
関係ないとはいえ2人の語り手の文体はどっちも完全に春樹だから
途中で「あ、やっぱり脳内の話か」って納得するくらいには書き分けがないとも言える >>71
お前は本は読んでるみたいだな
最初は誰でも下手くそだ
下手くそなものを山ほど書く勇気が必要
そうしないと上手くならないんだから
これは俺にもブーメランだ 川端康成みたいに磨いてもダメかどうかは磨きぬくまでわからないよ
磨いたらうまくなるかもしれないじゃないか
「誰にとっても」才能がすべて、血統がすべてとは言えない そういえば物語の皮と肉剥いで構造にしていくのはよくやってるけど逆に肉付けについて語ったことあるの? >>81
そこが現代の物語理論の弱点であまり論じられてないところなんだよ
細かくどういう場面にするかはたくさんのプロの名作を参考にするしかないのが現状 俺もそうだが半端に知識があって目が肥えると自作の下手くそさに耐えられないんだよな
それでも書かないと上達はしない >>71
なんで自分が書けないと思うんだ
合った本教えるよ 物語的にあんまり上手くないけど語りが面白いってパターンがある
司馬遼太郎の歴史小説はだいたいそう
漱石の坊っちゃんもよく考えると物語としてはしょーもない
私小説は物語としての弱さを暴露性で支えるジャンルと言える >>53
俺がハマった落とし穴を二つ教える
まず理論書や技術書やハウツー本は読むだけじゃ身につかないということ
実際に何度も技術を使ってみて使い慣れないとできるようにならない
勉強も大事だがもっと必要なのはスキルを磨くことなんだよ >>90
坊ちゃんはしょーもないというか勧善懲悪だな そうなんだ
コロナ流行ってからどこでもウェブ持ち込み受け付けるようなってると思うから
やってみるのもいいとおもうよ もう一つが「勉強はとりあえずは正しいものと信じて試してみないと身につかない」ということ
スポーツでもいちいちコーチを疑ってかかって教わった技術を試さない選手は伸びない 坊ちゃんのプロットはよくできてるよ
坊ちゃんが悪い教師などをやっつけてハッピーエンドという勧善懲悪だが >>93
赤シャツは殴られただけでクビにもなってないしむしろ退職したのは坊っちゃんと山嵐だから勧善懲悪ではなくね?というのは昔から言われててだな
だから江戸っ子の坊ちゃんと会津っぽの山嵐の行動を幕末の佐幕派の滅びの美学として捉える評論を平岡敏夫が書いたわけですよ 漱石ってそういう深読みもできる文学者、私小説作家でもあるが
エンターテイナーであり当時の国民的作家だからな
普通に面白いよ 俺も勉強のフェーズあったけど
設定や展開の羅列漫画になるんだよな頭でっかちになって
結局人はキャラへの興味で漫画見るから
キャラクタの魅せ方とか実践で覚えたほうがいいと思う ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています