【夏休み】夏休み最終日だから怖い話するぞー【恒例】
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
0001以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします
垢版 |
2023/08/31(木) 12:00:39.792ID:B1OsoI910
ルール、
・1話毎に順番
・頭に今何話目か数字を継ぎ足し【○話目】
・話が終わったらちゃんと終了の宣言
・拾ってきたもの、創作なんでもござれ
0002以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします
垢版 |
2023/08/31(木) 12:01:47.821ID:wIp1ePIjM
今日から学校だよ
0003以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします
垢版 |
2023/08/31(木) 12:02:00.707ID:Vto6xfAz0
1からやで
0005以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします
垢版 |
2023/08/31(木) 12:03:20.366ID:B1OsoI910
【1話目】
謎の祭り
オレはよく中学まで親父と釣りに行った。
泊まりがけで、夜通し防波堤から投げ釣りをやる、
夏休みの定番行事や。
たぶん中1の時だけど、
行きしに親父の車が迷った。
その日はいつも行く港が
護岸工事の関係で使えんくなってたんだな。
そんで急遽他のポイント探しに出たんだが、
親父もオレも山の人間やから土地勘がない。
そうこうするうち、
漁村とおぼしき集落に降りる道を見つけたんだが、
妙に明るい。
よる8時は回ってるはずだから、
この辺の夏とはいえもう暗いのに、
人もずいぶん多くなった。
皆浴衣や作務衣で、
いかにも夏祭りの風景が見えた。
もともと車一両がやっと、という道の両脇に、
次第にたくさんの出店が現れ、
行く手はいつしか人で埋め尽くされて
車は徐行のような状態になったんや。
オレは引き返したほうがいいのでは、
と言おうと顔を助手席から親父に向けた。
親父は険しい顔をして、
ブツブツ何かを呟いてた。
よく聞くとそれは阿弥陀経だった。
0006以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします
垢版 |
2023/08/31(木) 12:05:07.049ID:B1OsoI910
オレは親父がおかしくなったんかと思ったが、
すぐに合点がいった。
この祭りは音がしてないんだ。

いくら冷房のために窓を締め切ってても、
すぐ近くで行き交う人々の声や屋台で何かを焼く音とか、

おおよそ祭りの喧騒が聞こえてこない。
消音にしたテレビみたいなんだな。
しかし、人々は
オレらの車を不思議そうに避けるだけで、
決して迷惑そうにされたり、
ドアを叩かれたりすることはなかった。

その状態が体感的には50メートルばかり続くと、
視界が開けて船着場に出た。
船着場には小さな漁船が10台ほど停められていて、
それらは現実のもののように思われたんやけど、
そのいちばん奥にギラギラ光る大きな木造船が泊まっとった。
傍目には巨大なイカ釣り漁船にも見えたが、
よく見ると船全体がいろんな色で光ってるのが分かった。
0007以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします
垢版 |
2023/08/31(木) 12:06:51.178ID:B1OsoI910
帆まで着いとったが、
蒸気で動きそうな煙突があったんが印象的だった。
祭りの人たちは遠巻きにその船を幸せそうに眺めとって、
オレらはその群衆と船の間に飛び出したような状態だった。
見とれていると、
不意にタバコの匂いがして。
親父が珍しくタバコに火をつけとって、
ゆっくり車を出したんだ。
0008以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします
垢版 |
2023/08/31(木) 12:07:39.921ID:B1OsoI910
しばらくするとその集落を抜け、
海沿いの暗い道になった。
なんとなく普通の道に戻ったことが分かったわ。
親父は窓を全開にすると、安心したように
「大潮の日にはあぎゃんこつもあっとだろ(ああいうこともあるんだろ)」
と言った。
ちなみにその日は全く釣れなかったし、
調べても似たような祭りは無かった。
オレ達は何を見たんだろうな。


1話目完
0009以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします
垢版 |
2023/08/31(木) 12:29:57.289ID:ZbDScwgt0
2話目どこ
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

ニューススポーツなんでも実況