服ボロボロで泣いてる俺が山道を歩いてたら声をかけてほしい
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乱暴されたんだなって察してほしい
エッチな方のやつね ,;;----―――――--,,,
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c==ー^ /li <こ_ .:; イ.:.:.:.:.::.:\ : : \:.:.:.::;;;;>'"
z ,ィ≦ ム}|/__/´⌒ /.:.:::::.:.:::.:.:.:.:ヽ .::.:.:;;ィ'" /
__ -一 .:fr'/{ミ ,彡/ ,/.:.:.::::/.:.::::ノ_,,,:::-一宀 ´ {
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c に≠==ー 厶- il,/ 〃 ー/, { { i ヽ
`ート、 〃 {i ヘ. :丶ヽ: : :ヽ: : : : : : : : : : { :\
C °。 : . ヘ にヘ,{i ヽ.i{ . . . . . : : : : ヽ、:\: : : :\: : : : : : : : ヽ. : :
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. ィー- く {^ヽ人 ヘ≧ー‐rー宀7⌒ヽ. : : ヽ、__. : : : : :\. : : : : : : :
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./ ヽ、 / 優しいお兄さんが自分が着てるシャツ脱いで着せてほしい おまえが美少女ならそれ相応の対応をしてやらんこともない 新宿古着売りの親父
それは、ひどく寒いおおみそかの夜のことでした。
あたりはもうまっくらで、こんこんと雪が降っていました。
寒い夜の中、みすぼらしい一人の古着屋が歩いていました。
ハンチングもかぶらず、はだしでしたが、どこへ行くというわけでもありません。
行くあてがないのです。
どの家のまども明かりがあかあかとついていて、おなかがグゥとなりそうな
ガチョウの丸焼きのにおいがします。
そっか、今日はおおみそかなんだ、と古着屋は思いました。
一つの家がとなりの家よりも通りに出ていて、影になっている場所がありました。
地べたに古着屋はぐったりと座りこんで、身をちぢめて丸くなりました。
古着屋には、家に帰る勇気はありませんでした。
なぜなら、古着が一着も売れていないので、一枚の銅貨さえ家に持ち帰ることが
できないのですから。
古着屋の手は今にもこごえそうでした。
古着屋はマッチの束をだして、古着に火をつけました。
火は真昼の太陽よりも明るくなりました。赤々ともえました。
そして古着屋はふわっとうかび上がって、地面の下の、ずっと深いところにある
地獄の底の方へ、深く深く堕ちていきました。
そこには寒さもはらぺこも痛みもありません。なぜなら、地獄の閻魔様がいるのですから。
朝になると、みすぼらしい服を着た古着屋がカベによりかかって、動かなくなっていました。
ほほは青ざめていましたが、口もとはにやけていました。
おおみそかの日に、古着屋は寒さのため死んでしまったのです。
今日は一月一日、一年の一番初めの太陽が、一体の惨めななきがらを照らしていました。
古着屋は座ったまま、死んでかたくなっていて、その手の中に、古着のもえかすと
VIPのダイバクショウスレが開かれた初期型のiPhoneがにぎりしめられていました。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています