誕生日の夜

勇者「すやすや」

精霊「勇者よ……勇者よ……るのです……」

勇者「こ、この声は……」

精霊「勇者よ……選ばれし者、勇者よ……」

勇者「精霊様! ついにボクに魔王退治を命じると言うのですか!」

精霊「勇者よ……母親とラブラブセックスするのです……」

勇者「は?」

精霊「数百年前に倒された魔王はまだ時代には復活しないので勇者の血を残すべく実の母親とラブラブセックスするのです……」

勇者「えっ……そ、それじゃあボクって魔王を倒す伝説の勇者じゃないの!?」

精霊「いえ……勇者とは勇気ある者……実の母親を孕ませるほどの勇気が貴方にはあるのです……!」

勇者「そんな……精霊様とじゃダメ?」

精霊「してもいいですけど魔王が敗北の間際にかけた呪いで勇者として生まれた者は母親とのラブラブセックスでしか子供を残せませんよ」

勇者「そんなー、精霊様のパワーでなんとかならないの?」

精霊「いえ、私が全盛期の力を失った元魔王なんで……」

勇者「は?」