将棋の第64期王位戦7番勝負の第4局は15、16の両日、佐賀県嬉野市で指され、挑戦者で先手の佐々木大地七段(28)が85手で藤井聡太王位(21)=竜王・名人・叡王・棋王・王将・棋聖との七冠=を破り、今シリーズ初勝利を挙げ、対戦成績を1勝3敗とした。初黒星となった藤井王位は、4連覇が懸かる。

終局後、佐々木七段は「先手番でやってみたい形だったが、ポイントが分からず難しかった。次も近いので、開き直って淡々と指したい」。藤井王位は「(飛車の)配置の悪さに苦労する展開になり、組み立てに少し問題があった」と話した。

第5局は22、23日に徳島市で行われる。

https://www.saga-s.co.jp/articles/-/1092080