元NHKアナウンサーで現在は日本テレビ系「DayDay.」のMCを務める
フリーアナウンサーの武田真一(55)が「終戦の日」15日にインスタグラムを更新。
南方戦線で戦死した祖父への思いをつづった。
軍刀を持つ白黒写真に「私の祖父の肖像です。大正三年(1914年)生まれ。陸軍准尉」と記し、
1935年から3度にわたって応召され、終戦の年45年6月にレイテ島で戦死したことを紹介した。

 続けて「熊本・阿蘇の蒟蒻屋を営む商家の長男で、四人の子を抱える普通の父親が、
何故、三度も最前線に送られなくてはならなかったのか。三度目の召集令状が届いた時、
祖父は『またか…』と天を仰いだという。その心中を慮ると胸が張り裂けそうになる。
戦地からの手紙が残っている。遅れがちな給料の督促手続きについて、度々、妻に指示する内容である。
なるべくカドの立たぬよう、穏便に粘り強く申し出るよう…と。これが当時の祖父に対する日本国の扱いである。
私は決して忘れない。祖父は靖国神社に祀られている。私がそこに参る事は、決してない」としぼり出すように言葉をつづった。

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