サターニャ「ちょっとそこのアンタっ!」 シャミ子「え?」
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サターニャ「見えてるわよ、角っ」
シャミ子「え?ああ、これは最近生えてきたもので」
サターニャ「ああもうっ、ちょっとこっち来なさい」
シャミ子「え?あ、ちょ、ちょっと」
……
桃「あそこにいるのは…シャミ子と…、だれ?あの赤い髪の女…」
……
ガヴリール「あれ、あそこにいるのはサターニャ…?何やってんだアイツ」 邪神ちゃん「まぁまぁいいじゃねーか角ぐらいよぉー」 路地裏
シャミ子「あ、あの…こんな路地裏に連れてきて、いったいどういう」
シャミ子「(は、ま、まさか…、この方、新しくこの町に来た魔法少女!?
もしや私をぶちころがすためにこんな路地裏に…!)」
サターニャ「くっくっく…」
サターニャ「このサターニャ様が同族としてアドバイスしてやるんだから
感謝なさいっ!」
サターニャ「角っ、みえてるわよ、それに尻尾も!下界の学校行くんだったらそれくらいちゃんと隠しなさいよっ」
シャミ子「え…?」
サターニャ「ん…?」 シャミ子「え?え?角とかしっぽって…隠せるんですか?え?いや…その前に」
シャミ子「い、いま同族っていいましたよねっ、も、もしかして貴方もまぞくなんですか?
そうなんですね!?」
サターニャ「え…、ま、まぞ…?」
シャミ子「うわーい、やりましたっ、まさか、自分以外のまぞくと出会えるだ
なんて、はじめてのことですっ!そういえば、恰好が明らかに闇の眷属っぽくてかっこいいですっ!」
サターニャ「え…?そ、そうかしらっ!よくわかんないけど話が分かるじゃない、アンタっ」
シャミ子「と、いうことは貴方も魔法少女を倒してぶちころがすさだめを持っているんですね?」
サターニャ「え、ま、まほ…え?え?」 シャミ子「え…?違うんですか…、そういえば、よく見たら角も生えていませんし」しゅん
サターニャ「え…!?」
シャミ子「す、すみません、わたし、貴方がわたしの同じ境遇の方と勘違いして…ひとりで
舞い上がっちゃって…失礼しますね」
シャミ子「……」とぼとぼ
サターニャ「え、ちょ、…ちょっと」 サターニャ「あ、ちょ、ちょっと待ちなさいよっ、ほ、ほらっこれこれ!」
シャミ子「え!?あ、あれ!いつの間にか角がっ!」
サターニャ「そ、それにその、魔法なんとかはちょっと知らないけど、
宿敵の相手なら、私にだっているわっ!」
シャミ子「ほ、ほんとうですかっ!や、やっぱり私と同族の方だったんですねっ!
サターニャ「え?あ、ああー、ま、そうよ、多分、同じようなものよ、多分」
シャミ子「うわあ、やりましたっ!あ、あのっ!わたしの名前は、優子っ!
シャドウミストレス優子っていいますっ、赤髪の方っ、あなたの名前はっ?」
サターニャ「ふふふ…、わたしの名前は胡桃沢=サタニキア=マクドウェル…
サタニキアと呼ぶがいいわっ!」 シャミ子「それでそのっ、サタニキアさんの宿敵の相手はどんな魔法少女なんですか!?
わたしの宿敵の魔法少女は、この町にいる桃色の髪をした魔法少女でものすごく強いんですっ」
シャミ子「わたしはいまだに一度も勝ったことがないどころか、毎日修行をつけてもらっている
関係ですっ!」
サターニャ「ふーん…、なんかよくわかんないけど、まあいいわ。
わたしの宿敵の相手は…、」
ガヴリール「……、なにやってんだバカ悪魔」
サターニャ「そう、そこにいるガヴリールのような……、ってが、ガヴリール!?
あんたなんでこんなとこにいるのよっ!?」 ガヴリール「なんでって、町でたまたまみかけて着いてきただけど…、
お前こそ、なによくわかんない子に絡んでんだよ」
サターニャ「え?いや私は別に、同族の悪魔として、角や尻尾を隠さずに
歩いてるこの子を注意しようと」
ガヴリール「ばっか…、その子、よくわかんないけど
雰囲気的に悪魔じゃないだろ…、ややこしいことになりそうだから、早く帰るぞほら」
サターニャ「え、ちょ、ちょっとガヴリールっ」
シャミ子「その金髪の子が、サタニキアさんの宿敵の相手ですか…?
魔法少女には見えませんけど…、けど、不思議な雰囲気をもった子のような…ん?」
桃「シャミ子…、そいつら、だれ?」 シャミ子「あれ、桃、どうしてこんなところに?」
桃「そこの赤髪の女にシャミ子が路地裏に連れ込まれるのをみてつけてきたんだよ」
桃「シャミ子、いますぐそいつらから離れて、目的はよくわからないけど
きっとろくでもない連中」
サターニャ「はあ!?なによそれっ」
シャミ子「桃、サタニキアさんは、町で同族のわたしに
話しかけてくれた方で、ろくでもない人なんかじゃあ…」
桃「おバカっ!雰囲気は似てるけど、その赤髪はシャミ子と同族なんかじゃ
ないよっ!いいから早く離れてっ」
ガヴリール「あ、あの…、ちょっといいかな」 桃「…なに?」
ガヴリール「そこのサターニャは、確かにろくでもない悪魔だけど、
とてつもなくアホでバカだし、他人に害を与えるような奴じゃないから
心配しなくていいとおもうけど」
サターニャ「だ、だれがアホでバカよっ!」
ガヴリール「うるさいなあ…、フォローしてやったんじゃん」
サターニャ「フォローすんならもっとちゃんとしなさいよっ」
桃「金髪の君も、人間じゃないよね?
悪魔でもないし…、雰囲気的には光属性に近い気がするけど…闇属性のようにもみえる…」
桃「いったい、どういう存在なのかな?それに、シャミ子に近づいて、いったいどういうつもり?」
ガヴリール「そっちこそ人間にはみえないけど…、別に私もこのバカ悪魔も
そこの角生えた子に興味なんかないから、つっかかってくるのやめてほしいんだけど」 シャミ子「や、やめてください桃、サタニキアさんは悪い人じゃありませんし、
そこの金髪の子も良と同い年くらいの小学生じゃないですか、突っかかるのはやめてください」
ガヴリール「誰が小学生だよだれがっ、ほら、サターニャもういくぞ」
サターニャ「あ、ちょ、ちょっとガヴリール、ひっぱらないでよ」
桃「ちょ、ちょっと待って、話はまだ終わっていな…、………え?」
シャミ子「どうしたんですか、桃…?」
桃「2人がいない…」
シャミ子「え?」
桃「路地を曲がってすぐなのに…やっぱり怪しいよあの2人!」
シャミ子「あ、桃っ、どこ行くんですか!?」
桃「あの2人、ちょっと探してくるっ、シャミ子はそこで待ってて!」
シャミ子「ま、待っててって…、ええ…?」 の郊外
ガヴリール「はあ、はあ…、あーよかった久しぶりに神足通が成功して」
サターニャ「ちょっとガヴリール、どうしたのよ天使の術までこんなとこまで
移動してきて…」
サターニャ「ねえ、わたし、あのシャドウ何とかいう子、同じ悪魔として気になるんだけど」
ガヴリール「ばか、まだそんなこと言ってんのかお前…、だから、
あの角生えた子、雰囲気的に悪魔じゃねえって…、それに」
ガヴリール「あのピンク髪の女…、何者かよくわかんなかったけど
、とんでもない力秘めてる感じだったし、あのままいたら何されたことやら」
サターニャ「え?あのピンク色の女、そうなの?」
ガヴリール「ありゃやべーわ…、
あんなのうちのゼルエル姉さんがいないと絶対太刀打ちできないし、
逃げてきて正解だったな」
ガヴリール「とりあえず、念のため、ヴィーネとラフィエルにも連絡を…」
桃「はあ、はあ…、見つけた」
ガヴリール・サターニャ「え?」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています