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ふたり(大学生)「喜多ちゃーん、久しぶりー!」喜多「久しぶり、ふたりちゃん
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2023/08/11(金) 17:51:10.427ID:C1ui9s5hr
カフェ

喜多「春から大学生になったのね」

ふたり「うん、高校の時のバンドメンバーと同じとこー」

喜多「そうなのね、どう?大学生活は?」

ふたり「うーん、高校のころとそんな変わんないかなー、相変わらずバンド三昧っていうか」

喜多「そ、そうなの?駄目よ、ちゃんと勉強もしないとっ」

ふたり「えー、やっぱ現役高校教師の喜多ちゃんは言うことが違うなー」

喜多「こら、茶化さないのっ。あ、…そういえば…」

喜多「ひっ…、ひとりちゃんは…、最近どうしてる?」

ふたり「……、えー?」
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2023/08/11(金) 17:51:51.170ID:IwgKGXQn0
ギャルぼっち「ウェーイ、バイブス上げてこ~」
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2023/08/11(金) 17:55:51.266ID:C1ui9s5hr
ふたり「ん−?どうだろー、最近会ってないしなー」

ふたり「だって結構前から旦那さんと海外ツアー中だしー」

喜多「そ、そっか…そうよね…うん、忙しいものね」

ふたり「けどホント驚きだよ、おねーちゃんがあんな有名な大物バンドの人と結婚だなんて…、
今も見た目と性格は昔と変わんないのにさ、ほんとびっくり」

喜多「うん…、そうね…ほんと…、ひとりちゃん。ほんと遠い人になっちゃったなっ…、
つい数年前まで、一緒にバンドやってたなんて…ほんと信じられない…」

ふたり「……そうだねー」
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2023/08/11(金) 17:57:38.527ID:C1ui9s5hr
ふたり「それはそうと、喜多ちゃんは、いい人いたりしないの?」

喜多「え?わ、わたし?」

ふたり「そうだよー、喜多ちゃん可愛くて美人だし。言い寄ってくる人
沢山いるでしょ?」

喜多「や、やだ、そんなことないわ。私は今は仕事で精いっぱいだし…、
言い寄ってくる人なんて全然…、だからそういう人もいないわね…残念だけど」

ふたり「えーそうなんだー、意外ー!」

ふたり「…よかった」ボソッ

喜多「え…?」

ふたり「ううん、なんでもなーい」
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2023/08/11(金) 17:58:22.814ID:C1ui9s5hr
喜多「あ、そういえばふたりちゃん。前会った時より髪長くなったわねっ、
ひょっとして伸ばしてるの?」

ふたり「あーもー、遅いよっ!ようやく気づいたの?
そうなんだ!今伸ばしてるのっ」

喜多「そうなのね、すっごく可愛くて似合ってるわよ。あ、けど、前髪はもっとあげたらどうかしらっ
髪でおでこを隠したままだとやぼったいというか」

ふたり「うーん、けど、今日はこのままでいーかなーって」

喜多「ええ?やだ、どうして?前会った時は髪型ももっとおしゃれしてたのに。
あ、よかったらわたしが」

ふたり「ううん、だって、このほうが喜多ちゃんグッとくる思ったからさ、……昔のおねーちゃんみたいで」

喜多「えっ…」ドキッ…
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2023/08/11(金) 17:58:57.079ID:TqbqPKDzx
大っ嫌いだぼっちざろっくなんて
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2023/08/11(金) 17:59:05.742ID:7BoWUvHT0
だいっきらいだぼっちざろっくなんて
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2023/08/11(金) 18:01:22.862ID:C1ui9s5hr
ふたり「髪ももう少し伸ばしたら、高校の時のおねーちゃんと同じになるし…そうしたらもっと
似てくると思うよ」

ふたり「…どう?喜多ちゃん…?おねーちゃんみたいにみえる?喜多ちゃんのためにしてるんだよ?」

喜多「ふ、ふたりちゃん…何言って…」

ふたり「何って…、とぼけなくていいよ?周りは誰も喜多ちゃんの気持ち、気づいてなかったみたいだけど、
わたしは知ってるから」

喜多「え…」

ふたり「私、幼稚園の頃からずっと喜多ちゃんのばっかり見てきたから…わかってるんだ」

ふたり「喜多ちゃんはおねーちゃんのことがずっと…」

喜多「や、やめて!!」
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2023/08/11(金) 18:02:59.894ID:C1ui9s5hr
ふたり「…」

喜多「あっ…、ご、ごめんなさい…、大声上げちゃって…、
け、けど違うのふたりちゃん」

喜多「ひとりちゃんとは、あくまでバンド仲間で友達であって…、た、確かにギターも旨くて
作詞もできて…尊敬できるし…」

喜多「普段はあんなだけどライブ中はピリッとしてるギャップとか…そのか、カッコいいとか
そういうこと思ったりもするけど…っ、単なる友達ってだけで…そ、その…ふ、ふたりちゃんが思ってるそういうんじゃあないからっ」

喜多「っていうか…、ひとりちゃんはもう、
素敵な旦那さんがいるわけだし…、あくまでただの友達だから、そう、あくまで」

ふたり「ふーん…そっかあ、ごめんね…わたし、勘違いしちゃってた」

喜多「う、ううん、わたしこそごめんなさい」
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2023/08/11(金) 18:03:40.868ID:C1ui9s5hr
市街

喜多「今日はありがとう、久しぶりにふたりちゃんに
会っていろいろお話できて楽しかったわ」

ふたり「うん、わたしもっ」

喜多「それじゃあ、わたしはこれで…」

ふたり「…喜多ちゃん」

喜多「え…」

ふたり「もう、帰っちゃうの?」ギュッ

喜多「え…ふ、ふたりちゃん」

ふたり「わたしは喜多ちゃんに久しぶりに会ったんだし、もうちょっとお話したいなって…」

ふたり「ね…、もっと静かな場所、いかない?…、前会った時、喜多ちゃんが教えてくれた場所、行きたいな…♡」

喜多「っ……////」
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2023/08/11(金) 18:05:29.257ID:C1ui9s5hr
市内のラブホ

ふたり「んっ…ちゅう…、ちゅっ…ちゅ…、はむ…喜多ちゃ…んっ…♡」

喜多「んっ…ちゅう…あっ…ふ、ふたりちゃ…あ♡」

ふたり「はあ…はあ…♡喜多ちゃん…喜多ちゃん…♡♡」

ふたり「(はあ…喜多ちゃん、相変わらず美人で可愛いな…、まつげ長…、いい匂い…♡)」

ふたり「(しかも…優しくて…歌上手くて…ギターもうまくて…かっこよくて…、おねーちゃんと
バンドしてたころからずっと喜多ちゃんばっかり見てきたから…、喜多ちゃんのいいとこ、いっぱい知ってるもん…♡)」

ふたり「(男に言い寄られてないとかもどーせ嘘なんだろうな…それなのにこの歳で
ひとりなのは、…喜多ちゃんが…おねーちゃんのこと、今でも)」

喜多「だ、だめ…、これ以上は…ふたりちゃん…」グイッ

ふたり「えっ…」
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2023/08/11(金) 18:10:10.104ID:C1ui9s5hr
ふたり「な、なんでー、いーとこだったじゃんっ」

喜多「だ、だめよ、やっぱりこんなの…!わ、私にとってふたりちゃんは歳の差的にも
妹みたいなものだし…!こういう関係になるの、よくないわっ」

ふたり「いやいやだって、前会った時は喜多ちゃんから誘ってくれて…!わたし
未成年だったのにっ」

喜多「あ、あ、あれはそのっ…!わ、私もお酒が入ってたしっ…、
わ、若気の至りというか…いやもう若くないんだけど…いやそういうことでなく…」

ふたり「えーもー、つまんないー!喜多ちゃんー」

喜多「だ、だめよ…、何言ってもだめだから…!ふ、ふたりちゃんは同世代でもっといい人がきっと見つかるから…、
私みたいないい歳した人、相手にしてちゃ…」

ふたり「『……どうして?…わたしのこと、嫌いなんですか、喜多ちゃん』」

喜多「…っ!!」
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