俺「ち、チノちゃん!お店の前の木枯らさないで!」 チノ「うるさいですね……」ドバドバドバ
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俺「あ、あぁ〜ッ!」 カサカサカサーッ!
チノ「はい、今日の環境整備は終わり。お疲れさまでした」
俺「うぅ……あ、ありがとうございました……」
数週間前、念願のビッグモーターに就職したのだが、『お店の前に葉っぱが一枚でもあると社内評価に響くのでは』
という懸念の声があり、結果、チノちゃんが定期的に掃除をするようになった。しかしチノちゃんはなんだか
面倒なことが嫌いみたいで、積極的に除草剤撒き撒きして、樹木カサカサなのだった。
俺「トホホ……チノちゃん可愛いのに頭おかしいんだから……あーあ、どうにかしてチノちゃんの除草剤ドバドバを減らしてもらえないかな〜、ん?」
深夜なのに車庫から明かりが漏れている。 チノ「よいしょ……よいしょ……」
俺(ち、チノちゃんが、お客様の車のタイヤに穴を開けている!?)
チノ「ふぅ……こんなものですかね……。もっと保険金をもらえるように頑張らないと……」
俺「チノちゃーん!」 バターンッ!
チノ「ひゃあッ!?」
俺「チ、チノちゃーん! ごめんよーッ! チノちゃんは毎日ノルマために客の車を破壊してたのに俺はそんなことも知らずに……ッ!
ハフッ!ヴォエッ! ガソリンまみれの嫌な臭い!」
チノ「ど、ドサクサにまぎれて匂いを嗅がないでください!」
俺「ご、ごめんねチノちゃん……!」
チノ「べ、別に、客の車を破壊するくらい普通です……。それが私のお仕事なんですから……。それに、私は下手で、あんまり保険金を増やしてもらえないから」
俺「そ、そんなことないよ! チノちゃんのその気持ちだけで会社は十分嬉しいんだよ! あっ、そ、そうだ! チノちゃんちょっとどいてて!」
チノ「こ、こうですか?」 俺「そう! それじゃあ今からお仕事するからね!やわらかボディにバチコンするからね! ちゃんと受け止めてね!」
チノ「えっ、えっ?」
俺「ウオーッ! タント!ぷにぷにボディにかますぞ!!」ガキガキガキーン!
チノ「ひゃあッ!」ビシャーッ
俺「くっ、ふぅ……! す、すっごい良い感じの凹みが出来たぁーッ!」
チノ「ほんとうです……で、でもなんで……?」
俺「それはね……ゴルフボールの質量が、タントのボンネットに伝わったからだよ! チノちゃんの靴下を使うことによってね!」
チノ「私のくつした……」
俺「そう! だから、倫理観とか遵法精神なんて、二の次なんだよ! 保険金ドバドバは、少しもらうより、限界までもらうのが一番気持ちいいんだよ!」
チノ「り、倫理観って……はわわ……あ、あの……もうちょっとだけ、お仕事に付き合ってもらってもいいですか?」
俺「もちろん!」
その後、俺は一晩中客の車を破壊し続けて次の日の朝は起き上がれないほど疲弊していた。
でもまぁ、その日以来、未達報告をするときチノちゃんがLINEで「殺すぞ」とつぶやいてくれるようになったので結果オーライ!
終わり 全世界でやってたとするとその中にチノって名前の人がいて実際にやってたとしてもおかしくない 所詮フィクションだなリアリティがないわ
こんなことする企業があるなら見てみたいもんだわ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています