現実から逃げて都合のいい自己暗示にかかったふりをしてたのにいつの間にか本当に
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とある有名漫画で剥離がおきてしまった一例はこんなのだった 細かいとこ端折るが
ある一家が離島に引っ越してきて、その一家の根暗の少年が島に馴染めずにいた
んで、泳いではいけない海域で「一人で遊んでて」溺れてしまう
地元の少年がそれを見かけて助けるために海に飛び込むが、泳げない少年は彼にしがみついてしまい逆に溺れさせてしまい自分は助かってしまう 行ってはいけないという所で一人で遊んでいた
助けにきてくれた少年をしがみついて殺してしまい自分はのうのうと助かってしまった
この2つの重い事実に耐えられなくなり、少年は浅はかな嘘をついて精神的に自己防衛をしてしまう
嘘1「自分は泳ぎが達者だった」
嘘2「自分が地元の溺れている子を助けに海に入ったが、残念ながら助けられなかった」
という辻褄が合わない嘘 もちろんそんな嘘は誰も信じない
その地元の大人も子供も直接危害を加えたりはしないが、助けてもらったくせに大嘘をつき続ける少年とその一家に冷たい態度を取り続ける
そして一家は逃げるようにその島を離れる この夜逃げによって、少年は嘘がバレてしまうかも(本当は最初からバレバレ)という不安感から開放され、自分の記憶を都合よく塗り替えてしまう
自分は溺れている地元の子を助けるために海に飛び込んだのに、助けられなかった。地元の人間は誰もその話を信じず、逆に自分が溺れていたと不届きなことを言ってきたですぞ。とさらに記憶を捏造する そこで都会にもどった一家が平穏に過ごせれば少年は不届きにもその時の出来事を忘れてしまったかもしれない
でも少年の一家はその事件依頼何もかも上手くいかなくなってしまう
そして少年はその離島の島民となんの関係も無いことまですべて彼らのせいにして復讐を誓う 本当にThe逆恨みという感じだが
作中そこに至るまでの描写が丁寧に描かれていた その作品では
離島の島民の一人がちゃんと真摯に向き合って少年(劇中で青年)の主張の矛盾を1つ1つ指摘していき、彼は嘘をついていたのは自分だと自力で気付く
友達を助けるような人気者だったなら、なぜ島民の同世代の名前すら知らないんだ?
なぜ助けに入るほど泳ぎが達者だったのになぜ今お前は泳げないんだ
事故当時、なんでお前は海パン姿で助けに入って死んだ少年は服を着ていたんだ?
この質問に対して青年は最初シドロモドロに言い訳をしていた 人気者だったのに同世代の名前すら知らない→島民に対しての恨みからわすれた
なぜ今泳げない?→そのときのことがトラウマで~
そして3つ目の質問には悩みもせずに答える
溺れていた人間が服を着ていて、たまたま海パン姿だった自分が助けに入ったと でも島民は答える
地元の人間は水着で海で遊ばねえし、その海域には絶対に行かねえよと
その言葉で青年はそのときの記憶を映像として思い出してしまう
海パン姿で溺れていたのは自分。自転車で道路を走っていて、高いところから自分を見つけた離島の少年「もちろん海パン姿じゃない」
その瞬間、青年は連鎖的にすべてを思い出した。嘘をついていたのは少年時代の自分だったと この瞬間
このケースでは「島民全員を逆恨みしていた自分の人格」は一瞬にして消え去ったわけだ
剥離の例として出しておきながら、その青年は剥離はしてなかったんだろう でももしここで青年が
自分が悪いのに、逆恨みで島民を恨んでいた事実から逃げたらどうなるだろうか?
島民たちに申し訳なく過去の恥ずべき自分が許せない記憶と、残ってしまった島民を恨む気持ちが両方存在してしまったら? この都合の良い自己暗示にかかったふりをしているときってのは身体的にシチュエーション的にいろいろ特徴が出るわけだ
目が濁る ってやつだな 例えばこのシチュエーションが良く起きやすいのが
全然食べてないし必死に運動してるのになぜか太る
ってやつだな Dr.コトー診療所ってこの辺はドラマ化されたのかね?
されてるならこの回見てみたいわ でもこれ本当にそんな珍しいことかな?
イジメの加害者とか、普通に犯罪者とかに良く起こる話なんじゃないかな? 本当はいじめるのが楽しくてやったくせに後から問題になったときに
「本人のためを思ってやった」
「相手が悪い」
と事象のカテゴリまで変えてしまうケースな
ちょっとからかったつもりだった悪ノリのつもりだったという言い訳とは根本的に違うやつ そのケースの場合そんな思いつきの辻褄合わせが上手くいくわけもなく、周りは誰しも楽しいから弱い者いじめしてただけだろ?とわかりきっているのに
その嘘をつき始めた人間は今度は自分を不器用な聖人だったように演出する嘘をつき始めたりして
聞いてる? ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています