大雨に関する全般気象情報 第24号
2023年07月16日16時45分 気象庁発表

東北地方では17日明け方にかけて土砂災害、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。これまでの大雨により、土砂災害や洪水害の危険度が非常に高い状態が続いています。

[気圧配置など]
 梅雨前線は不明瞭となっており、日本付近は日本の東に中心を持つ高気圧に覆われていますが、高気圧の縁をまわる暖かく湿った空気が日本海から東北地方にかけて流れ込んでいます。このため、東北地方を中心にやや強い雨が降っている所があります。
 なお、前線は17日夜から18日にかけて再び明瞭となり、北日本へのびてくる見込みです。このため、東北地方では、18日は大雨となる可能性があります。

[防災事項]
 東北地方では、17日にかけて1時間に20ミリの強い雨が降り、大雨となる所があるでしょう。
 17日18時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
   東北地方       60ミリ
の見込みです。
 東北地方の日本海側では、降り始め(14日11時)からの総降水量が400ミリを超える記録的な大雨となっており、48時間降水量が観測史上1位となっている所があります。また、これまでの大雨により、土砂災害や洪水害の危険度が非常に高い状態が続いています。
 東北地方では、17日明け方にかけて土砂災害、河川の増水や氾濫に厳重に警戒し、低い土地の浸水に注意してください。

[補足事項等]
 これで「大雨に関する全般気象情報」は終了しますが、地元気象台の発表する警報、注意報、早期注意情報、気象情報等に留意してください。