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ゆっくり俺です
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垢版 |
2023/07/15(土) 11:19:44.796ID:9ITnRSWP0
ゆっくりお前らだぜ
0002以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします
垢版 |
2023/07/15(土) 11:22:06.003ID:VDcIwhOG0
「ゅ……れいむ、ごはんさん、とってきたよ」
「ゆ……これっぽっち、なのぉ?」
まりさが野生に返されて早数日。
今までの世界とはまるで違う生活に、二匹は傷つき疲弊しきっていた。
ふかふかで柔らかくて、いくらでも跳ねれた地面。
いつでも爽やかで暖かかった空気。
有り余るくらい取れた大量の食糧。
そして、快適な巣。
そのどれもが存在しなかった。
あの日、痛みから何とか起き上がったまりさは、泣いてるれいむを宥めて、進みだした。
奇しくも街中のゆっくりのように、無言でずーりずーりと底面を這わせての移動だった。
それもまるで鑢の上を歩くように激しい痛みを与えてきたけれど、跳ねて進めばどんな目に合うか解らないので仕方がない。
しかし、歩けど歩けどかつての群れにたどり着けない、と言っても痛みで悶えたり、慣れない本当の地面で疲れたりで50mも進めていなかったのだが。
段々暗くなり、異様な寒さに餡子が芯まで冷え切りそうになったまりさは、泣きつかれたれいむの為に巣を作ることにしたのだが。
かつての巣作りは、木のオブジェの根元に立てかけられた枝を外すだけの作業。
それしか巣の作り方を知らないまりさは、大きな木の根元を舐めたり、お下げで叩いたりするしかなかった。
「おでがいでずぅううぅう!! きさん! ばりざにおうぢをくだざいいいい!!」
そんな声と、必死に土下座する声が森に響いていた。
しかし、そんなことで巣が出来るはずもなく、まりさはれいむに謝って木の根元で身体を寄せ合って眠った。
季節は本当の秋、作られた秋ではない寒さと豊穣の季節、外で寝るには寒すぎた。
二匹は、いつまでも泣きながら身体を擦り合わせていた。
そして今にいたる。
0003以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします
垢版 |
2023/07/15(土) 11:24:10.802ID:NerwAfpma
今日はなにを解説するの?
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