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2023/07/10(月) 14:54:08.842ID:+82J4Ziwa「多くの来賓にお越しいただき、多分なお言葉をいただいた」。大野氏は６月２９日夜、さいたま市浦和区で開いた県政報告会で与野党の支援に謝意を伝えた。集まっていたのは国会議員や市長、県議ら約２０００人。知事選での支持を表明した自民党、公明党、立憲民主党、国民民主党、日本維新の会の県組織幹部も顔を合わせた。自民県連の柴山昌彦会長は「県の未来を担う大野知事をしっかりと応援したい」と述べた。
大野氏は旧民主党系の元参院議員。２０１９年の前回選では上田清司知事（当時）の「県政継承と発展」を掲げ、立民、国民、社民の各党県組織から支持を受けた。共産も自主支援に回り、事実上の「野党統一候補」として自民党候補との一騎打ちを制した。
自らを「調整型」と評する大野氏の政治スタンスは、自民と対立し続けた上田氏と大きく異なる。自民支持層を含む幅広い支援を得るため、「県民党」の立場を強調し、全会派との関係づくりを重視。６月１１日の事務所開き後には「ウィングを広げた結果、ワンチーム埼玉のようになった」と語り、県市議会議長会から推薦状を受け取った同２８日も、「３年連続で新年度当初予算を全会一致で通しているのは、４７都道府県でうちだけだと聞く」と誇った。
自民も大野氏への「歩み寄り」が目立つ。柴山氏は「統一地方選での大野知事の貢献」などを支持理由に挙げる。大野氏は県議選で自民候補の応援にも入った。今回は大野氏の選挙対策本部に自民県連幹部が名を連ね、前県議団団長の小島信昭氏が総括責任者代理を務める。主要政党の“相乗り”で「信任投票に過ぎない」と言い切る県議もいる。
県政報告会に出席しなかった共産党も４日の会議で、独自候補の擁立を見送る方針を固めた。ただ、「自民とは目指す政策が異なり、支持は難しい」（関係者）とし、大野氏への支持や自主支援はしない方向だ。
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知事選には政治団体代表の中島徳二氏（６３）、音楽制作業の大沢敏雄氏（６９）、コンサルタント会社社長の山口節生氏（７３）の新人３人も立候補を表明している。
