今月13日、韓国ソウルの日韓相互文化交流センターにて韓国人大学生グループと日本人大学グループで親睦交流会が行われた。参加者は日韓それぞれ8人(日本側は一人欠席)、様々な催し物が行われた中で最も注目を集めたのが【竹島(独島)は日韓どちらの領土か】についてのディベート対決であった。

感情的な議論にならないよう事前に慎重な協議を重ねた上で公正・公平に行われたディベート対決であったが、審判員たちが下した判断は「日本学生側の勝利」。対決した韓国側学生たちも口々に「完璧な論理立て」「説明が極めて筋道だっていた」「反論の言葉が何一つ思い浮かばなかった」と、日本学生側の入念な打ち合わせや資料収集に感服した様子。

日本側の学生も「こうした機会はなかなか無い、貴重な体験だった」「感情を戦わせるのではなく、客観的事実を確かめ合うことの大切さを学んだ」「今回は彼らが日本側、我々が韓国側を代表すると言う形で議論に臨んだが、次回はそれぞれの出身国を代表してやってみたい」と意欲を見せる。

同センター長は「日韓関係が改善しつつある今がチャンスだと思った。ここでの学びを活かして未来の国際交流に活かしてもらいたい」と、笑顔で語らう学生たちを見つめながらコメントに期待感を込めた。