大雨と雷及び突風に関する全般気象情報 第9号
2023年07月10日05時56分 気象庁発表

西日本から東日本の日本海側を中心に、11日にかけて雷を伴った激しい雨や局地的に非常に激しい雨が降り、大雨となるでしょう。九州北部地方では、線状降水帯による非常に激しい雨が続いています。引き続き、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。

[気圧配置など]
 梅雨前線が山陰沖から東北地方にのびており、11日にかけて西日本から東日本の日本海側に停滞する見込みです。前線に向かって、暖かく湿った空気が流れ込むため、西日本から東日本の日本海側を中心に、大気の状態が非常に不安定となるでしょう。

[防災事項]
 西日本から東日本の日本海側を中心に、11日にかけて雷を伴った激しい雨や局地的に非常に激しい雨が降り、大雨となるでしょう。西日本では、九州北部地方を中心に、これまでの大雨により地盤が緩んでおり、土砂災害の危険度が高まっている所があります。
 11日6時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
   九州北部地方              200ミリ
   中国地方                100ミリ
   北陸地方                 80ミリ
 その後、12日6時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
   北陸地方            50から100ミリ
の見込みです。
 九州北部地方を中心に、11日にかけて土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。また、西日本から東日本では落雷や竜巻などの激しい突風にも注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。

[補足事項等]
 地元気象台の発表する警報、注意報、早期注意情報、竜巻注意情報、気象情報等に留意してください。
 次の「大雨と雷及び突風に関する全般気象情報」は、10日17時頃に発表する予定です。